その足首の捻挫。本当は骨折していませんか?

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捻挫ではなく骨折のケースが多いです

足首の捻挫というと一度くらいは経験したことがあるという方も多いのではないでしょうか。

そんな一般的なケガの中に骨折がかなり潜んでいるってご存じですか?

特に骨折の危険度が高いのは12才位までの小学生以下の子供たちです。

同じように足首をくじいてしまうようなケガをした際に

ほとんど全ての子供が捻挫(靭帯損傷など)ではなく骨折であったとの調査報告があり

私自身も同意見をもっています。

なぜ子供では骨折しやすいのか?

重要なことは子供のころの骨は性質や構造が大人と同じではありません。

子供の骨は成長の余地が残されているために骨の一部を軟骨組織が占めており、

その分、骨の強度は大人よりもずっと弱いのです。

そのような背景があって、同じように足首をくじくような力が加わったときにも

大人であれば足首の靭帯を損傷するところが、

子供のころには靭帯よりも弱い骨が負けてしまい、

足首では外くるぶしの骨が引きはがされるように折れてしまうケースが特に多いのです。

(医学的に正しくは腓骨外果の裂離骨折と称されます)

骨折していたとしても大半の方が歩くことはできますし、

一般の方が症状で骨折の有無の判断をするということは難しく危険です。

レントゲンをとったから大丈夫!と言えないわけ

「ちゃんと病院を受診してレントゲンを撮って

お医者さんから骨は大丈夫と言われたから骨折ではないです!」

と考えている方もいらっしゃるかと思います。その意見もごもっともです。

しかし、残念ながら実は安心というわけではないのです。

先ほども説明した通り、子供の骨は成長の余地があるために、

大人の骨とは違って一部が軟骨組織で埋められています。

この軟骨組織はレントゲンには映らないのです。

軟骨に近接した部分で折れてしまうとレントゲンには非常に判断がしづらく、

特殊なレントゲン撮影方法を行わないと骨折箇所を明確にしづらいという厄介な場所なのです。

この特殊な撮影法を全ての医療機関では行えていないのが現状のようです。



かくいう私も妻も学生時代に足首の捻挫をしてしまい、

整形外科を受診してレントゲンを撮影してもらい骨折はないと診断されましたが、

骨折したと思われる骨のカケラが今でもバッチリと残ってしまっています…

外くるぶしの骨折はエコーで判断がつけやすい

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画像検査にはレントゲン以外にもCT・MRI・エコーなどなど様々な方法があります。

どの検査方法がベストというわけではなく、

目的に応じて検査を選択すること・組み合わせることが重要とされています。

外くるぶしで起こりやすいこの骨折に関してはエコー観察をすることで

100%に近い確率で疑いを検知することができ、

この場所には最も適した検査方法ともいえます。

かしわだ接骨院でも捻挫の方の対応をする際にはエコー観察を必ず行い、

骨折の疑いがあれば提携医療機関に外くるぶしの骨折を検知するための特殊な撮影方法の依頼をして、

骨折を明らかにした上で施術を行っております。

骨折が放置されてしまうとどうなってしまうか

足首の捻挫・靭帯の損傷でも同じことが言えるのですが、まずは足首を支える組織が壊れてしまったことで

足首が緩くなる・グラつくといった症状を残さないことが最重要です。

それには初期から適切な足首の角度で固定をするのが重要です。

足首が90°では角度が甘く、さらに上まで足が持ち上がっていないと骨折部を安定させることはできません。

子供のころは代謝が旺盛で骨がくっつかないというケースは少ないのですが、

この部分は骨をくっつけるために重要な役割をしてくれる骨膜組織が存在しない部分であり、

骨折を見落とされきちんと治療を受けられなかった場合にはまずくっつくことはありません。

骨折した骨のカケラが安定するまでしばらくの間は足首を伸ばすことは禁止しなければいけません。

しっかりと固定した状態であれば歩くことには問題ありません。


くっつきづらい場所なのでここまで適切に施術をしたとしても

完全に骨がくっつくとは言い切れませんが、

足首の関節を安定させる事ができるのは間違いありません。

骨折のカケラが残ってしまうと必ず後々の症状につながるわけではありませんが、

足首が不安定にならないため・余分な骨のカケラが足首の関節に挟まれてしまうことで

痛くなることを防ぐことが重要となります。

特に子供ころの骨折であれば、まだまだ長く使わなければいけないですから、

将来のことを考えた適切な対応が特に重要であると考えています。

最後に

足首の捻挫が軽く扱われている施設がまだまだ多いことに不安を感じています。

「明らかに腫れがある」「すたすたと歩けない」といった場合には

足首の骨折の可能性が十分にあります!

私も妻も足首の違和感が日常的に感じており、

立ちっぱなしや運動などでの負担がかかると水が溜まってしまうこともあります…

そうならないためにも足首の捻挫・特に子供のうちは安易に考えず、

骨折が起こっていないかの確認は慎重にしてもらって下さい。


足首の捻挫・骨折のことでお困りでしたらどうぞお気軽にご相談ください。

最後までご覧いただいてありがとうございました。

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