本当は怖いシンスプリント

シンスプリントってそもそも何?

よく走るような・ジャンプをするようなスポーツをやっていた方だと、

シンスプリントになってしまったことがあるという方・名称は聞いたことがあるという方もいらっしゃるかと思います。

シンスプリントとはまず何かというと

脛骨というすねの部分にある大きな骨がスポーツなどで負担がかかり続けることで痛みが出てしまう障害です。

シンスプリントの病態はなんなのかという議論は現在でもまだ続いており、

シンスプリント以外にも様々な名称で表現されていましたが、

最近では脛骨過労性骨膜炎と表現されることが多いようです。

シンスプリントは中学生・高校生位のお子さんのスポーツ障害として頻度の高い障害です。

スポーツによる痛みなので、休養期間がはっきりしないまま、

だましだまし運動を続けていてなかなかすっきりと回復せずに、

グズグズと症状が長引いてしまっている方が少なくありません。

シンスプリントを見るうえで大事なこと

施術施設によってはシンスプリントという病名をなんとなく告げられて、テーピングやストレッチはしてもらえるけど

スポーツをした時の痛みは変わらないまま過ごしている…なんてケースは少なくありません。

率直に言ってシンスプリントで1か月を超えても痛みが変わらない場合は経過が良いとは言えません。

そのようなことになってしまわないように、

今回はシンスプリントの施術を信頼して任せられる接骨院・整体院の見分け方についてをお伝えします。

それは、シンスプリントと同じような場所で発生する

「脛骨が疲労骨折を起こしているかという可能性を的確に判断できるか」

これが全てです。

シンスプリントを施術する際にも重要なポイントはたくさんあるのですが、

疲労骨折のリスクが頭に無くただダラダラと施術をするような施設が残念ながら非常に多いのです。

そんな施術場所で何をやっていても改善することは難しいです。

症状がたとえ一時的に和らいでいても気が付いた時には疲労骨折になっていました…では恐ろしいですよね。

シンスプリントと脛骨疲労骨折の違いは?

シンスプリントと脛骨疲労骨折の見分け方として

シンスプリントは脛骨を覆う膜の炎症(骨膜)

脛骨疲労骨折は脛骨の骨そのものの炎症(骨髄)

と区別され、MRIなどの画像所見からそう定義されています。

しかし、両者が全く別の障害かというとシンスプリントから脛骨疲労骨折に伸展する可能性の報告もあり、

”すねが痛ければシンスプリント”といった安易な考えではなく疲労骨折の可能性を常に考慮しながら施術をしないといけないのです。

すねの痛みがシンスプリントなのか脛骨疲労骨折なのかは、

当院では似ている場所であることを踏まえた詳細な徒手検査やエコーで可能性を図り

必要があれば提携医療機関にてレントゲン・MRI検査を依頼し疾患が確定しますが、

ご自身でも危険性を判断することはできるので次項の解説を参考にしてください。

脛骨疲労骨折を疑う危険な症状

  •      運動中・日常生活でも痛い

多くのシンスプリントが運動した後にのみ痛みが出るという症状から始まります。

それが運動中にも痛みが出てくると病態が進行してきたサインです。

最終的に日常生活・安静時にも痛みが続くようになると、シンスプリントではなく疲労骨折が十分考えられる状態になっていると判断します。

  •      上記のような強い症状ではないが、症状が1カ月以上続いている

シンスプリントは上記に骨膜の炎症と述べましたが、骨膜の炎症を起こしていれば骨そのものの強度も当然低下しています。

シンスプリントと脛骨疲労骨折が別の病態だとしても、

骨膜炎を起こして骨の強度が低下した状態で同じような運動負荷をかけ続けた場合、

骨そのもの(骨髄)にも炎症を引き起こす可能性が高いことは容易に想像がつきます。

  •      その場で痛い方の脚だけでジャンプしてみて下さい

整形外科の診察でも用いられる脛骨疲労骨折のテスト方法です。

回数に関しては色々見解があるようですが片脚ジャンプを一回するだけで痛みが出るようであれば、

脛骨疲労骨折が強く疑われます。

シンスプリントのまとめ

シンスプリントに対してなにか良い施術方法がないかと探す前に

脛骨の疲労骨折をしてないか?を疑うことを是非覚えていてください。

すねの痛みではどちらも頻繁に発生する障害です。

骨が炎症を起こして弱っているのに同じ運動量を続けてしまうと骨にははっきりとした亀裂が入ってきます。

そこまでいくと運動を再開できるまでに半年~1年といった日数がかかってしまうことも珍しくありません。

そうならないためにすねの痛みがシンスプリントなのか脛骨の疲労骨折なのかを

早期から適切に判断することが何より重要と考えております。



すねの痛み・シンスプリント・脛骨疲労骨折のことでお悩みでしたら、

些細なことでもどうぞお気軽にご相談ください。

最後までご覧いただいてありがとうございました。

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