オスグット病を正しく怖れる

こんにちは。

柏市・柏駅にあるかしわだ接骨院の院長・和田です。

今回はお子さんの膝のスポーツ障害で多くみられるオスグット病について

”正しく怖れる”をテーマに解説していきます。

オスグット病がどういうものかを知る

比較的頻度の高いスポーツ障害ですので名称をご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、

オスグット病がどういった障害なのかをまず説明していきます。

オスグット病は子供の頃にしか起こらない

お皿の下にあるすねの骨のでっぱり部分(医学的に正しくは脛骨粗面と言います)の障害です。

サッカーなどスポーツをしている小学校高学年~中学生くらいのお子さんで発生率が高く、

高校生以上の年齢になると発生することはほとんどありません。


なぜ子供の頃にしか起こらないのか?

それは子供の身体は大人を小さくしただけではなく、

大人の身体では完全な骨である部分が、

子供の頃には身体が成長するために一部軟骨として存在し

縦方向や横方向に成長する能力を備えているのです。

特に身体の手足の長さに携わる重要な箇所を成長軟骨板といいます。

この部分は完全な骨ではないので、大人と同じような負担がかかるだけでも壊れやすいのです。

そして成長に伴い高校生~20前半位で完全に軟骨が骨に置き換われば成長軟骨板の症状は起こりません。

これが子供の頃にしか発生しない理由です。


膝周辺の骨で成長軟骨板に該当する部分の障害をオスグット病と呼ばれています。

オスグット病の障害部位である脛骨粗面は脚の長さの成長に特に関わる部分であり、

それに加えて太もも前面にある大きな筋肉(大腿四頭筋)がくっつく場所でもあります。

骨になりきれていない成長軟骨板の弱い部分に、

スポーツなどの運動負荷が許容量を超えてかかることによって、

脛骨粗面には骨の幹から剝がれるような力が加わり続けます。

それが限界値を超えてくると痛みを引き出します。

それでも無理をした場合にはスポーツ中・スポーツ後だけでなく日常生活でも痛みを伴うようになり、

痛みのために膝がしっかりと曲げられない状態まで悪化することもあります。

オスグット病の経過を知る

オスグット病は問題となっている軟骨部分が骨に置き換わってしまえば

つまり大人になるにしたがってどんなに痛みや症状が強い子でも収まります。

しかしオスグット病の症状が長く続いていると、もちろんスポーツなどの負荷がかかり続けていますから、

脛骨粗面がどんどん引きはがされてしまい、骨のでっぱりがどんどん大きくなってしまう事があります。

これをレントゲンやエコーでみてみると骨の幹から脛骨粗面部の骨が完全に離れてきてしまい

まさに骨折のような状態に進行してしまう事があります。

こうなってしまっても最終的にはほとんどのケースで骨同士はくっついてくれるのですが、

出っぱった状態は変わらず、大人になって骨がくっついた後も何かと痛みを感じやすくなったりする方がいます。


大人になった後々の症状が残ってしまう事を危惧して、手術になるケースも稀ですがあります。

オスグット病で気をつけること

オスグット病の発症には成長のスピードや身体の使い方など様々な要素が関係していますが、

安静がとれれば必ず症状は落ち着きます。

しかし、この時期のお子さんですと周りの子たちと同じように

できるだけ早くから運動やスポーツを思いっきりできるようになりたいという要望も強いかと思います。


オスグッド病と一言で表現しても脛骨粗面の剥がれ具合・炎症の状態によって重症度は様々です。

その重症度を正確に測り、大人になった後に問題にならないようコントロールした上で、

できるだけ早期から運動に参加できることがその子にとって大切と考えています。

かしわだ接骨院のオスグット病への対応

オスグット病の子に対して

脚の筋肉の柔軟性も重要でストレッチはもちろん重要なのですが、

その子の姿勢や身体の使い方などを修正することで

できるだけオスグット病に負担がかからないような体作りが

症状を改善させるだけでなく、再発の予防にもつながるります。



重症度の判断と大人になった時にも症状を残さないように適切に対応した上で、

できるだけ早期に運動やスポーツへの復帰を後押ししてあげることが

オスグット病を正しく怖れるということかと考えております。



お子さんの成長痛・オスグット病の事でお悩みでしたらお気軽にご相談ください。

最後までご覧いただいてありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA