肩関節脱臼・戻った後の対応が重要!

こんにちは。

柏市・柏駅にあるかしわだ接骨院の院長・和田です。

今回は身体の全脱臼の中でも頻度が高い肩の脱臼について

脱臼を戻した後の対応も重要。をテーマに解説していきます。

脱臼とは?

脱臼という言葉は多くの方が聞いたことがあるかと思いますが、

まずは脱臼という言葉の意味から説明をしていきます。

脱臼とは骨と骨とが連結する関節が、

それぞれが噛みあう正常な状態から逸脱して

外れてしまっている・抜けてしまっている状態を言います。

身体のどの関節でも理論上起こりえる障害ですが、

関節の形状によって起こりやすさは千差万別です。

関節をつくる骨の形状が大きく違ったり、関節をつくる骨と骨の大きさの比率が

違ったりすると総じて関節は不安定で脱臼を起こしやすいと言えます。

肩の関節は脱臼をしやすい上記のポイントを伴った部位であり、

人によっては意識的に脱臼させることができるくらい

全身の中でも最も脱臼を起こしやすい関節の一つです。

肩関節脱臼の症状と対処法

何回も繰り返し肩関節の脱臼をしてしまっている方では例外的なケースもありますが、

めちゃくちゃ痛いです。そしてほとんど肩を動かせません。

脱臼の方の対応をたくさんしてきた人間の意見としては

おそらく骨折以上に痛みは強いのではないかと推測しています。

対処法としてはまず脱臼を速やかに戻してあげる(医学的に正しくは徒手整復術と言います)ことが先決です。

詳細は専門的なので差し控えますが、

徒手整復の際には脱臼している人に極力負担がかからないよう・余計な力が入らないよう、

素早くかつできるだけ痛みを伴わないように行うことが大切です。

脱臼が戻ってしまうと痛みは一気に収まります。

めでたし。めでたし。

となればいいのですが、残念ながらそれで終わりというわけにはいきません。

脱臼を戻した後に大切なこと

肩関節という脱臼しやすい関節をみすみす脱臼させてしまわないように、

肩の関節には脱臼を防ぐために様々な組織が存在しています。

回旋筋腱板(ローテーターカフ)と呼ばれる肩のインナーマッスル

関節を覆い支える靭帯や膜状の組織

関節の幅を広げるための関節唇とよばれる軟骨組織

などといった組織が脱臼をした際の衝撃で少なからず壊れてしまいます。

肩を支えるための組織が壊れたままになってしまうと、

動きのなかでまたすぐに脱臼をしやすくなります。

なので、壊れた組織が修復するまでの間の期間は固定をする必要があります。

これをおろそかにしてしまうと、脱臼がいわゆる癖になってしまうのです。

中高年移行で初めて脱臼をしてしまった方でしたら、

肩関節の動きが固まらないように早期から動かして行くケースもあるのですが、

10代・20代といった若い年代で初めて脱臼をしてしまった場合には

特にこの戻した後の固定対応が重要となります。

若年者の肩関節脱臼の検討にて対応が不十分だった場合には

実に50%以上がまた脱臼を繰り返してしまうという調査結果が報告されています。

三角巾をただ吊って腕がお腹の所に密着している状態では、

肩関節脱臼の対応として適切とは言えません。

ちょうど前ならえのポーズのように手がまっすぐの状態を保つようにしたいのです。

少し不便な恰好ではありますが装具やテーピングや包帯を用いて、

関節の修復が期待される期間は徹底する必要があります。

まとめ

肩関節脱臼はスポーツなどで珍しいケガではありません。

戻したらあとはもう大丈夫という医療機関が少なくなかったのも事実のようです。

しかし、再脱臼を含めその後の問題になるケースが多いことも明らかになっています。

初期には正しいポジションで固定をして、脱臼の症状を取り除くとともに

その後の人生においても問題を起こさないための対応が重要と考えております。


肩関節の脱臼の事でお悩みでしたら、初期対応・リハビリまでお気軽にご相談ください。

最後までご覧いただいてありがとうございました。

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