腰でも多い・疲労骨折に注意 腰椎分離症

こんにちは。

柏市・柏駅にあるかしわだ接骨院の院長・和田です。

今回は少し意外かもしれませんが背骨の腰の部分でも

多く発生する疲労骨折をテーマに解説していきます。

そもそも疲労骨折とは?

疲労骨折という言葉自体を聞いたことがある方は多いと思いますが、

まずはその言葉の意味について説明をしていきます。

骨は固く強度も非常に高い組織ですが、

鉄などの金属と同様で強い力がかかればしなりますし、

持続的に負担がかかると徐々に亀裂が入ってしまったり、

などといった反応を引き起こします。


通常の骨折ははっきりとした一度の力で折れてしまう事を言いますが、

疲労骨折はこのように繰り返される刺激(例えばスポーツや歩きっぱなし)で

骨という固い組織がダメージの蓄積で最終的には骨折してしまう事を言います。

背骨の腰で部分の疲労骨折とは?

腰椎分離症という言葉を聞いたことがありますか?

背骨の骨は

首の部分が頸椎

背中の部分が胸椎

腰の部分が腰椎

に分類されています。

腰の背骨・腰椎の骨の中で

前方にあるブロック状の部分(医学的に正しくは椎体と言います)と

後方に枝分かれした突起状の部分(医学的に正しくは関節突起と言います)

の間で疲労骨折を起こしてしまい、

前方部分と後方部分が分離したようになるので分離症と呼ばれています。

(正確には後方に枝分かれした突起がさらに上下に分かれるポイントで折れますが、

わかりやすく考えるには前方部分と後方部分の間という解説がされます)

これが腰における疲労骨折が起こりやすい場所になります。

どんな人が腰椎分離症を起こしやすい?

どの骨折にも言える事ですが、前提として子供と大人とでは骨の強度が異なります。

大人のミニチュアが子供というわけではなく、子供の骨は大人とは構造が違うのです。

子供では成長し骨格が大きく・太くなるために骨の一部は軟骨でできており、

骨よりも流動的な軟骨部分に成長の余力が残されているのです。


そんな骨の性質が子供の時期は、強度が大人よりも弱く疲労骨折を含め

骨の損傷が大人よりも頻繁に発生してしまう時期なのです。

したがって、腰椎分離症が起こりやすい時期は

小学校高学年~高校生くらいまでのお子さんで起こりやすい障害となります。

腰椎分離症の症状は?

腰椎分離症での症状はとにかく痛みです。

多くの疲労骨折と同じように最初から激烈な痛みということはなく、

運動後に痛む→運動時にも痛む→何にもしていない時にも痛む

といったように腰痛への対処がされないことによって

痛みの感じ方が変化していく事が一つの特徴です。

そして分離症が進行して完全な骨折になってしまった際に、

前方部分と後方部分との連続性・安定性がなくなると、

分離症を起こしてしまった腰椎がその下に連なる腰椎から

前方に滑るように本来の位置からずれてしまう事が起きます。

こうなってしまうことを”腰椎すべり症”と言い、

腰椎分離症と合わせて”分離すべり症”という病態へ進展する危険性があります。

こうなってしまうと当初の痛みだけの症状ではなく

背骨の周囲に存在する脊髄や枝分かれした神経(医学的に正しくは神経根)を刺激し

痺れや筋力低下などといった複雑な症状を引き起こすこともあります。

ここまで進行してしまうと重症度に応じて、手術での対応を検討されることになってしまいます。

若いころから(10代以前)の腰痛は注意!

小中学生で2週間以上続く腰痛のMRI検査をしたところ

45パーセントが腰椎分離症であったという報告があります。

最近はスマホ首といった言葉が用いられているように

子供の頃から姿勢の問題を抱えている子も少なくありません。

姿勢の問題から腰痛を訴える子もいるかとは思いますが、

若いころから(10代以前)の腰痛は腰椎分離症のように

注意しなければいけない障害を抱えていることが 大多数ということは覚えていてください。

まとめ・腰痛分離症への対応

腰椎分離症だけではなくどの疲労骨折にも共通することですが、

疲労骨折は進行性の障害ですので、いきなり通常の骨折のように

ばっきりと折れてしまう事はありません。

そうなる前の初期段階では必ず軽い症状から始まってきます。

子供の腰の痛みというのは成人以降の痛みとはまた異なった、

注意しなければいけない問題を抱えていることがあります。

腰椎分離症に関しても例にもれず初期対応が非常に大切になります。

初期対応が適切に行われれば完全な骨折への進行を抑えられる

という報告も多数あがっています。

小学生~高校生の頃から腰痛の事でお悩みでしたらお気軽にご相談ください。

最後までご覧いただいてありがとうございました。

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