この特徴の突き指。ほとんど骨折してます!

こんにちは。

柏市・柏駅にあるかしわだ接骨院の院長・和田です。

今回はスポーツや日常でもよく発生する突き指でも

ほとんどのケースで骨折が疑われる特徴について解説していきます。

突き指で骨折は少なくない!

”突き指”についてはこちらの解説をご覧ください。


突き指といわれる損傷の中でも”中節骨の裂離骨折”は頻度が非常に多い骨折です。

子供でも大人でもどの年代でも起こる骨折で、

ただの突き指だろうと思っていても、実は骨折していたというケースは少なくありません。

中節骨とは? 裂離骨折とは?

まず中節骨はどこの部分の骨かについて説明します。

中節骨はいわゆる”第一関節”と”第二関節”の間の部分の骨になります。

医学的には指の先端側から末節骨・中節骨・基節骨(総称して指節骨)と表記され、

中節骨の”第二関節”の近くで折れてしまうときによく裂離骨折を起こしてしまいます。

※ちなみに第二関節は身体の中心に近い指節骨の関節という事で

Proximal Inter Pharangeal Joint(PIP関節)と省略されて表現されることが多いです。


裂離骨折とはどういった骨折かというと、

関節を支える・動きを引き出すために筋肉・腱や靭帯などといった組織の多くが

最終的には骨にくっついています。

その組織が突き指などの強い外力が加わる事によって、

くっついている組織そのものではなく、

骨の部分が引きはがされてしまう骨折を裂離骨折といいます。

PIP関節では指が反りすぎてしまわないように掌側板という軟骨組織が手のひら側に存在します。

その組織が中節骨のPIP関節(第二関節)付近にくっついているのです。

掌側板のみが損傷してしまう事もありますが、

上記で説明したように掌側板がくっつく中節骨の根元で裂離骨折を引き起こすケースはかなり多いです。

骨折しているかも…危険な特徴は?

中節骨の裂離骨折を疑う点で特徴的な所見があります。

突き指をしてしまった・・・第二関節が腫れて痛い・・・

手のひら側をみると内出血(皮下出血班)が出てきた。


この部分での内出血が非常に特徴的です。

ただの突き指かなと思っていてもこの部分に内出血がみられる場合には

医療機関を早期に受診して、適切な対応を受けてください。

中節骨裂離骨折の対処法

お話している中節骨の裂離骨折で手術を必要とするようなケースはほとんどありません。

中節骨の裂離骨折に加えてPIP関節(第二関節)を脱臼してしまっていたり、

裂離した骨折のかけらが折れた衝撃で回転してしまい元に戻らくなってしまうようなケースでは

手術の必要性も出てきますが、中節骨裂離骨折全体からいえばかなり稀です。

しかし、適切な対応を受けないと骨が上手くくっつかないまま治ってしまうことはあります。それが元で

・指を完全に曲げきることができない

・患部への接触や動作の際に違和感を感じている

・反らしたり横の動きに対して他の指よりもグラつく

・PIP関節(第二関節)が他の指と比べて太くなった

などという症状を残してしまう事があります。

日常の支障はそれほど強くないかもしれませんが、立派な後遺症です。


かくいう私もこの骨折をバスケットボールでの突き指でやってしまい、

すでにこの仕事に就いた後だったので、

数日の固定後からは通常通り仕事を開始したおかげで骨は上手くくっつかず、

上記の後遺症状のいくつかがバッチリと残ってしまっています…

私を反面教師にして適切な処置を受けて後遺症を残さないようにしましょう!

かしわだ接骨院の中節骨裂離骨折の取り組み

このような後遺症状を残さないためにも初期からの対応が非常に重要です。

裂離骨折した骨の離れ具合によっては徒手整復術といって骨のズレを戻す操作が必要です。

その程度によって指を固定する曲がり角度にも変化が必要です。

固定と並行しながら指が固くならないようなリハビリも行います。

だいたい2~3週間もすれば簡単なテーピング程度の固定に変更し、

日常生活での使用は問題ないくらいの状態に改善する方が一般的です。

一般的な突き指の治療方法と同様に、

初期はしっかりと固定・早期から固まってしまわないようにリハビリテーションが

中節骨の裂離骨折でも非常に重要になります。


突き指・中節骨の裂離骨折の事でお悩みでしたらお気軽にご相談ください。

最後までご覧いただいてありがとうございました。

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