ぎっくり腰・腰痛に安静は悪なの?

こんにちは。

柏市・柏駅にあるかしわだ接骨院の院長・和田です。

今回は治療院業界でよく囁かれる

”ぎっくり腰・腰痛は安静にすることが本当に悪なのか”

をテーマに解説していきます。

腰痛・ぎっくり腰について

腰痛は日本の全人口において、一生のうちに経験する割合が8割を超えるほど一般的な症状です。

腰痛の中でもぎっくり腰(急性腰痛)の経験がある方も

この記事をご覧になっている方の中にいらっしゃるのではないでしょうか?

腰痛の中でもぎっくり腰という言葉は症状が激しい際に用いられ、

日常生活を送る上での大きな支障となってしまうことが多いため、

”ぎっくり腰”とネットで検索してみると

解決のための真偽不明な情報がわんさか出てきます。

今回はその中でも多く語られる「安静は悪!」という情報の理論とその真実について

できるだけ根拠を踏まえて私なりに解説いたします。

「安静は悪!」の理論とは?

ぎっくり腰の時に安静にするといいことはない!安静は悪だ!

こんなことを耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この意見の根拠になるのはぎっくり腰(急性腰痛)の大規模調査の統計の報告で、

原因が明確でない腰痛(非特異的腰痛)を

ベッド上安静と活動性維持を比べた場合に

活動性を維持したグループの方が

相対的に成績がやや良かったという結果を用いているようです。

※ちなみに脚にかけての神経痛(坐骨神経痛)を伴う場合にはどちらも変わりないとの結果です。


この報告については”ぎっくり腰・腰痛”の症状解説にも記載してありますが

腰痛という一般的な症状にもかかわらず、30年も前の論文の報告です。

これを未だに根拠として使用すること自体、少々危険性を感じています。

”安静”はどの程度の”安静”を指しているのか?

”ベッド上でずっと安静にしていること”と

”負担を避ける安静”がひとくくりにされ、

拡大解釈的に「安静は悪!」と言っているようです。

そもそもベッド上で動けない位の強い腰痛の方が、

痛みを押して医療機関に来れるケースは少なく、

症状がやや落ち着いてから受診されることが多いです。

やっとこさ訪れた医療機関で『できるかぎり活動したほうがいい』なんて言われても、

『早く普段通り活動したいから、何か助けてくれよ…』となりますよね。

初期に必要なのはその状態に合わせた固定対応です。

もちろんベッドの上でずっと横になっていろという“安静”では決してありません。

ぎっくり腰で激しい痛みがでているのであれば、

ほとんどのケースで何かしらの組織が傷ついています。

手足をケガされて骨折だったり重度の捻挫の時には、

ギプスなどの強固な固定をされるのも当然と考える方も多いかと思います。

それと同じことで、痛めている組織に負担がかからないように固定が必要なのです。

かしわだ接骨院のぎっくり腰の取り組み

かしわだ接骨院ではギプスで腰のコルセットを作成することもあります。

多くの方が装着後から痛みが半減し、立ったり座ったりが楽になり、スタスタと歩けるようになります。

ギプスのコルセットを装着した楽な状態でなら普段通り生活していただくことは原則問題ありません。

初期の症状が適切な固定対応で落ち着いたのであれば、

手技療法や体操やエクササイズを行うことが最善の流れと考えております。

例えば若い方によくみられる腰の背骨の疲労骨折(腰椎分離症)や

年配の女性などに多く見られる背骨がつぶれてしまう骨折(圧迫骨折)などでは

ギプスのような固いコルセットが一般的に使用されています。


腰痛・ぎっくり腰”の項でも解説した通り、

腰痛の中でも非特異的腰痛とされる原因不明の腰痛は

正しく判断が行われれば2割程度であると報告されており、

初期に強固な固定を必要とする腰痛は、以前の認識よりも確実に多いと考えられます。

まとめ

”安静”という言葉を拡大解釈することで、

症状が強い初期の段階から体操しよう・運動しよう・マッサージしよう

「安静は悪!」などという理論が語られているようですが、

その正当な根拠という点ではかなり乏しいようです。

この記事が腰痛やぎっくり腰でお悩みの方に少しでも参考になれば幸いです。

なにかお困りの事であればお気軽にご相談ください。

最後までご覧いただいてありがとうございました。

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