子供の股関節痛 成長痛?

こんにちは。

柏市・柏駅にあるかしわだ接骨院・院長の和田です。

接骨院を開業したばかりの時に入口の前で立ち止まっている女性がいました。

気になったので声をかけてみると、

お子さん(男の子)の股関節が2週間くらい痛みが続いていて…

成長痛なんだと思うんだけど…

こんなニュアンスの会話を交わしました。

私はちょっと嫌だな・恐いなという思いを抱き、

かしわだ接骨院でなくてもいいので医療機関でまずみてもらって下さい。

とお伝えしておきました。



今回はその理由について解説していきたいと思います。

成長痛とは?

そもそも成長痛とは正確な医学的な言葉や病名ではありません。

それでも成長痛という言葉を用いて説明をするお医者さんがいるのには

少なくとも二つの理由が考えれれます。

  • 子供のころに起こる特有の障害を成長痛とわかりやすく伝える説明として使用する

子供の身体は大人をただ小さくしただけではなく、

大人の身体では完全な骨である部分が、

子供の頃には身体が成長するために、

一部軟骨として存在し縦や横方向に成長する能力を備えています。

特に身体の手足の長さに携わる重要な箇所を成長軟骨板といいます。

この部分は完全な骨ではないので大人と同じような負担がかかることによって壊れやすいのです。

成長に伴い高校生~20才前半位で完全に軟骨が骨に置き換われば成長軟骨板の症状は起こりません。

子供の頃にだけ発生する成長軟骨板の障害などを

説明時にわかりやすく成長[期にのみ起こる]痛とお伝えすることがあります。

  • 原因が特定できず、成長痛と[一応]定義される状態

特徴としてあげられることは

・脚の痛みを訴える、その中でも膝周囲の訴えが多い

・レントゲンなどの画像検査・血液検査などで明らかな異常が認められない

・小学校低学年、それ以下くらいの年齢での訴えが多い

・夜にかけて痛みを訴えることが多く、泣き出すこともある

・日中にはケロッとしていて普通に動き回れることが多い

・毎日起こるわけではなく、週に数回・月に数回のこともある

・数カ月~数年続くこともあるが、必ずいつかはおさまる



原因がはっきりしないけれども症状はある。

それが「成長痛」という見解です。

成長痛は存在しない。という考えもある

上記でも解説したように

『レントゲンなどの画像検査・血液検査などで明らかな異常が認められない』

ことが特徴です。

昨今の医学の発展により画像検査の精度も年々向上しています。

その中で今まで「成長痛」で片付けられていたケースの中にも

障害といえる状態であったケースが大多数なのではないかという考え方です。

「成長痛」という言葉を安易に使用してしまうと

上記でも解説した

『数カ月~数年続くこともあるが、必ずいつかはおさまる』

だけがクローズアップされてしまうことにもなりかねません。

特にお子さんのご両親が成長痛かなと安易に判断してしまう事は危険な行為とも言えます。

子供の股関節の痛み

今回の女性のお子さんのケースでは男の子ということでした。

女の子なら安心というわけではありませんが、

男の子の場合には女の子と比べ

一生涯に渡る股関節の障害のリスクが高く

特に注意が必要なのです。

・ペルテス病

・大腿骨骨頭滑り症

などといった障害は一度大丈夫と判断されていたとしても、

経過において常に念頭におかなければいけません。

最後に

私も成長痛は存在しない。といった意見に基本的に賛成です。

成長痛という言葉を使うことの弊害が大きいことも理由です。

膝や足首などといった部位よりも股関節では大きな障害につながることが多い場所です。

ご両親がお子さんの症状を成長痛と安易に判断してしまうことはやめて、

痛みが続くという明らかなサインがある場合には

まずは医療機関を受診してください。

かしわだ接骨院では超音波・エコー検査機器

(放射線被爆の心配がありませんのでお子さんでの使用は特に安全です)

を用いて原因の究明に務め、

危険性が認められる場合には、

速やかに提携する医療機関への紹介を行っております。



成長痛かなと思っていてもお子さんの股関節痛でお悩みの際にはお気軽にご相談ください。

最後までご覧いただいてありがとうございました。

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