手首の捻挫? 手根不安定症かもしれません…

こんにちは。

柏市・柏駅にあるかしわだ接骨院・院長の和田です。

今回は手首の捻挫の中でも危険度が高い障害

”手根不安定症”

をテーマに解説していきます。

本当は怖い手首の捻挫

手首の捻挫(主に靭帯損傷)の方が骨折よりも怖いことがある・

後遺症につながってしまうことがあるってご存じですか?



先日インターネット上でとある接骨院が

手首がパンパンに腫れている自称“手首の捻挫”に

貼るだけのテーピングをして

「腫れが退いてきて良かったですね!」

なんてコメントをしていて、

勝手ながらゾッとしてしまいました。


以前ブログでも解説した”橈骨遠位端骨折 ~手首で一番折れやすい骨折~”は

手術で対応することもある骨折と説明しましたが、

軽度の骨折(ヒビといわれるくらいの骨折)であれば

少しの期間軽く固定をしてあげるだけでも

1カ月もすれば日常生活もほぼ支障ない程度までおおむね回復します。

しかし、手首の靭帯損傷を起こした場合には

手根不安定症の知識をもたずに軽い固定程度で管理してしまうと

どんどんと状態が悪化してくるというケースがあります。

ヒビ(医学的には正しくありませんが)程度の骨折では

1週間・2週間と経過をみていく中でどんどんズレていってしまうということは、

余程無理して患部に負担がかかるなどという事がなければまずありません。

しかし、捻挫(靭帯損傷)の場合には骨折がないからと中途半端な固定だけされていると、

損傷した靭帯がだんだんと緩んできてしまう・伸びてしまうということが起きてしまうのです。

手根不安定症について

手首の関節は大きくて長い橈骨・尺骨という肘から伸びる骨と、

手根骨という小さな石ころのような8つの手根骨があり、

その中の3つが手首の関節として構成されています。

その小さな石ころのような手根骨が手首の動きの際にあっちこっちにいってしまわないように、

手首の靭帯は手の平側・手の甲側とたくさんの靭帯で支えられています。

そのたくさんの靭帯によって小さな石ころのような手根骨たちは

決められたレールの上だけを通るように安定して動いているのです。

これが手首の関節の構造です。

それが靭帯損傷で緩んでしまうとどうなるのでしょうか?

小さな小石のような手根骨たちが決められたレールの上でなく

そこからはみ出すように異常な動きをし始めてしまうのです。

これが手根不安定症と呼ばれる障害です。

決められたレールの上で動いているためにしっかりと動かせている手首の関節なので、

一部が破綻しただけでも上手く動かなくなってしまいます。

例えば立ち上がる時に手の平が衝けなくなるなどの症状が現れます。

異常な動きは関節の負担を増加させますから関節の炎症も引き起こします。

その異常な動きを止めようと関節は変形を始め、どんどん進行していきます。

変形が完成する程度まで進行してしまうと、なかなかリハビリでは太刀打ちできなくなってしまいます。

そうなったケースでは手術を検討されるようになりますが、

手首の手術は関節を固定して痛みを引き起こさないという目的がメインで

残念ながら手首の動きを完全に戻すわけではないのです。

かしわだ接骨院の手根不安手症への取り組み

手首の捻挫も手根不安定症について聞くと怖いですよね。

手首のケガは骨折がないといっても、安心はできないことは是非覚えていてください。

最初に取り上げたインターネット上の接骨院でのケースのように

ご自身でみても明らかに腫れているようであれば

必ず何かしらの損傷があると考える方が賢明です。

手根不安定症の場合にはとにかく初期の対応が非常に重要です。

初期に徒手整復(骨や関節のズレの矯正)やギプスなどの固定対応を適切に行えば

だんだんと靭帯が緩んできてしまうというリスクはほとんどありません。

しっかりとした初期対応をした上で、

正しくリハビリを行えれば多くの方の手首の動きは元通りまで回復します。

手首の捻挫でも、もしかしたら手根不安定症かも?とお悩みでしたらお気軽にご相談ください。

最後までご覧いただいてありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA