疲労骨折と女性の関連性

こんにちは。

柏市・柏駅にあるかしわだ接骨院・院長の和田です。

今回はスポーツ障害としてよく取り上げられる

”疲労骨折と女性の関連性”

をテーマに解説していきます。

疲労骨折と女性について

疲労骨折は男性よりも女性の方が起こりやすいことは以前にも解説しました。

※以前の記事はこちらから→”気をつけて! 疲労骨折になりやすいヒト

今回は女性のアスリートについてもう少し掘り下げてみようと思います。


最近は女性アスリート自身が無月経の体験を公表したり、

女性アスリートの症状に対して整形外科だけはでなく、

婦人科などとも連携してサポートするような動きも活発になっています。

女性アスリートにおける疲労骨折のリスクには3つの特徴があげられます

「無月経」「栄養(エネルギー)不足」「骨粗鬆症」です。

この3つの特徴がそれぞれ関連し、

全身状態の悪化・特に骨の強度(骨量)に悪影響を与え疲労骨折のリスクを高めてしまうのです。

3つの特徴に1つでも当てはまると2.4~4.9倍

3つ全ての特徴が当てはまると6.8倍も

特徴に当てはまらない方に比べて疲労骨折のリスクが高まると報告されています。

3つの女性アスリートの疲労骨折リスク 

女性アスリートにおける疲労骨折リスクの3つの特徴を

もう少し深掘りして解説をしていきます。

  • 無月経

無月経・生理が来ない時期が続くと、

女性ホルモン(エストロゲン)量が不十分な状態が続き、

骨の強度(骨量)が低下してしまいます。

”3か月以上月経が止まってしまっている”

”15才以上で初経未発来”

のケースでは婦人科の受診が勧められています。

  • 栄養(エネルギー)不足

栄養(エネルギー)不足によって代謝やホルモン機能に異常をきたし、

脳からの女性ホルモン(黄体化ホルモン)が長期間にわたって抑制されると、

無月経となってしまいます。

“思春期で標準体重の85%以下・成人でBMI17.5以下”

”最近1カ月以内の体重減少が10%以上”

の女性アスリートでは食事と運動量の見直しが必要と考えられます。

  • 骨粗鬆症

無月経やエネルギー不足による低体重が

若年者でも骨粗鬆症(骨が脆くなってしまう病気)をもたらしてまいます。

上記二つの特徴に当てはまるような方には骨粗鬆症の検査の必要性も考えられます。


この3つの特徴を満たしやすい競技として

審美系の競技(バレエ、フィギアスケート、新体操など)や

持久系や体重制限のある競技(陸上長距離・格闘技など)があげられ

女性アスリートの中でも特に注意が必要です。

疲労骨折のリスクだけじゃない!

今回は疲労骨折と女性の関連性をテーマに

女性アスリートにおける3つの疲労骨折リスクの特徴を解説させていただきましたが、

この3つの特徴は疲労骨折だけを気をつけるためのものではありません。

3つの状態が長く続いてしまう事によって

不妊症であったり、

骨粗鬆症の悪化であったり、

摂食障害につながり、

競技生活を引退した後でも身体の問題として付き合わなければいけないリスクを伴うのです。

スポーツ指導者の方の認知の向上も必要ですが、

ご自身やお子さんの大切な身体を守るためにも

スポーツに力を入れている女性にはぜひ頭に入れておいていただきたいのです。

私は婦人科や栄養学の事に関しては専門外ではありますが、

この記事の内容は疲労骨折に携わる者として最低限必須の知識であり、

スポーツをされる女性に関わる多くの方の参考になればとまとめてみました。

少しでも参考になれば幸いです。



疲労骨折の事などでお悩みでしたら、些細なことでもお気軽にご相談ください。

最後までご覧いただいてありがとうございました。

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