打撲で怖い CRPSってご存じですか?

こんにちは。

柏市・柏駅にあるかしわだ接骨院・院長の和田です。

今回は日常でも身近なケガの打撲ですが

その中でも怖い”CRPS”という病態

をテーマに解説していきます。

骨は大丈夫でも安心じゃない

打撲をしてしまい、症状が強いので病院を受診し

レントゲンを撮った後に「骨には問題ありませんね」と説明され、

湿布と痛み止めを処方されて様子を見て下さいと言われる。

こんな流れは非常によくあるパターンですよね。

もちろんレントゲン検査や診察で重篤な損傷の危険性を

除外しているという意味では初期対応において非常に重要ではあるのですが、

だからといってその後の経過におけるリスクを回避しているとは言えません。

打撲ではその後の処置をおろそかにしてしまい、

炎症が収束しない状態が長く続いてしまうと、

  • CRPS Complex regional pain syndrome 複合性局所疼痛症候群
  • RSDtypeⅡ Reflex sympathetic dystroph 反射性交感神経ジストロフィー

といった厄介な状態の引き金になってしまうケースがあります。

※諸説ありますがこの二つの名称はほぼ同様の状態と考えて差し支えありません。

名称も複雑ですが、この状態を引き起こしてしまうメカニズムも複雑で

完全にはいまだ解明されていません。

はっきりしているのは些細なケガなどをきっかけとして

適切な対応がされなかったことにより、

痛みが通常の回復過程よりもはるかに過敏になるなどの

症状が長期にわたって持続してしまう状態です。

適切な対応がされなかったからと言って、

全ての方がCRPS・RSDtypeⅡになるわけではありませんが、

ケガを管理する上では常に注意を払う必要のある障害です。

CRPSのリスクと経過

CRPS・RSDtypeⅡになりやすい方の特徴はある程度明らかにされていて、

40~50才代、そして女性に多くみられますが、

10代の発症の報告もあり、どの年代でも注意が必要であります。

CRPS・RSDtypeⅡが起きやすい場所は

手や足といった身体の末端部分で、

打撲などの些細なケガがきっかけになる場合が多いのです。


CRPS・RSDtypeⅡの症状で問題となってくるのは

・打撲などの軽微なケガの修復が通常よりも遥かに遅れてしまう

・打撲などの軽微なケガとは不釣り合いに強い痛みがいつまでも続く

・ケガをした部位に自律神経・交感神経の関連した症状も出現してくる

(腫れがいつまでも退かない、他の部位と比べて熱い、他の部位と比べて赤黒い、

その部分だけ汗が多いorかかない、爪・皮膚・毛などが他の部位と変化する…)

などその方にもよりますが、非常に多岐に及びます。

打撲によるCRPSのまとめ

CRPS・RSDtypeⅡが重症化してしまうと

日本では難病に指定されているほど、

回復するまでに非常に時間がかかり、

不幸にも完全には元の状態に戻らないケースもありえます。

したがって、その徴候を把握して

打撲などの些細なケガだと油断せずに対応することが重要です。

特にリスクの高い40~50代の女性の手足の指のケガは

骨折などの組織の損傷度合い以上に、

CRPS・RSDtypeⅡにも注意しなけなければいけないということです。

軽度な打撲でも症状がいつもよりも長く続くようなケースでは

CRPS・RSDtypeⅡの可能性についても考慮した施術が必要となります。

単なる打撲など些細なケガかと思っていたとしても、

上記で解説したようなCRPSの徴候に心当たりのある方はお気軽にご相談ください。

最後までご覧いただいてありがとうございました。

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