肋骨骨折はレントゲン検査で異常なければ安心?

こんにちは。

柏市・柏駅にあるかしわだ接骨院・院長の和田です。

今回は打撲以外にもせきやくしゃみでも発生する

”肋骨骨折はレントゲン検査で異常なければ安心?”

をテーマに解説していきます。

そもそも肋骨とは?

肋骨とは胸や背中に存在するいわゆる”あばら骨”の事です。

漫画やドラマなどで”あばらが何本か折れた!”なんてセリフがあるように

左右ともにそれぞれ12本も肋骨は存在しています。

肋骨の骨は部位によって形や周囲の骨との連結も異なりますが、

どの肋骨もおおむね細長く・平べったい形状をしており、

強い外力を受けると骨折してしまう事が多い骨です。

ここでいう外力とは脇腹に何かがぶつかってしまう事はもちろんですが、

体調が悪く咳やくしゃみが続くことで痛めてしまう事もありますし、

スポーツなどでの動作の繰り返しで痛めてしまう事もあります。

肋骨骨折はレントゲン検査をすれば安心?

骨折といえばレントゲン検査をするという印象を皆さんお持ちかと思いますが、

肋骨骨折はレントゲン検査では確認しづらい場所の一つです。

肋骨は胴体に対して真横にあるわけではなく、少し角度がついて斜めに位置しています。

レントゲンの光線はまっすぐ照射されるので12本の肋骨は重なり合ってしまう部分が多く、

そのためレントゲンで撮った時に骨折がはっきりとしないケースは多いのです。

そんな肋骨骨折に対してエコー検査機器の有用性が報告されています。

肋骨骨折をどちらが高確率で判定できるかの研究は複数報告されており、

方向によって検知できる確率にはばらつきがみられますが、

平均しても数10%エコー検査の方が検知能力に優れているという見解です。

肋骨骨折の注意点

肋骨は前方では”胸骨”という平らな骨と

後方では背骨(胸椎)とそれぞれ連続しており、

それらの骨達と共同して鳥かごのような構造(医学的にしくは胸郭と言います)をつくっています。

胸郭のなかには肺や心臓といった大切な臓器が収められており、

その大切な臓器を骨や筋肉で保護する役割や

肺に空気が入ることで胸郭も膨らむ・縮むといった機能を持っています。

肋骨骨折を起こした際に胸郭の中に存在する臓器を覆う膜を傷つけてしまい、

呼吸で吸い込んだ空気が肺と胸郭内の膜の間に溜まってしまうと、

肺が上手く膨らむことができなくなり、気胸という状態になってしまいます。

こうなると肋骨骨折での痛みどころではなく、

命にかかわることもあり最も注意しなければいけない症状です。

肋骨骨折は転倒や事故などでも発生し、

激しいケガの場合には複数の肋骨が骨折してしまい気胸が発生するリスクも高まります。

骨折しているかどうかの判断以上に気胸の可能性を見逃してはいけません。

気胸は症状で疑いをもつことがもちろん重要ではあるのですが、

この異常に関してもエコー検査機器でチェックが可能です。

肋骨骨折の対処法

ケガをしてすぐの状態では深呼吸や少し身体を動かすだけでも痛むことがあります。

上記でも説明した胸郭は

呼吸や動作で膨らんだり縮まったりという動きをしているので

それをバンドなどで動きを制限するように押さえてあげることで、

おおむね痛みを軽減することができます。

症状の強さによってはプレート状の固定具やさらしをプラスすることも効果があります。

肩を挙げる胴体を動かすといった際に症状が残る場合にはリハビリも行います。

肋骨骨折は全身の中でもくっつきやすい骨なので

適切に対処すれば後々の問題となる事はほとんどありません。

初期対応を適切に行う事で痛みを長引かせないという点が非常に重要となります。

肋骨骨折のまとめ

肋骨骨折はレントゲン検査で異常なしと言われたとしても

残念ながら必ずしも安全・大丈夫とは言い切れません。

脇腹や胸を強く打ち付けてしまい、痛みが長く続いている場合でしたら

エコー検査機器を活用した観察で肋骨骨折の疑いを検知することは十分可能です。


肋骨骨折は原則治りの良い部分ではありますが、

痛みを長引かせないための早期からの対処が何より重要です。

かしわだ接骨院では応急対応を行った上で、

骨折の診断や施術継続に関しては提携する医療機関へ速やかに紹介を行っております。

脇腹や胸の痛み・肋骨骨折の事でお悩みでしたらお気軽にご相談ください。

最後までご覧いただいてありがとうございました。

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