ギプスは巻いてもらったあとも大事! 注意点

こんにちは。

柏市・柏駅にあるかしわだ接骨院・院長の和田です。

今回は骨折などの重度のケガの際によく行われる

”ギプスは巻いてもらったあとも大事! 注意点”

をテーマに解説していきます。

そもそもギプスはなぜ巻くのか?

ギプスを巻くという事は

腕や足・胴体を前後も側方も全周を覆う事で

患部にかかる様々な外力を止めて、

負担をかけないようにする必要があるという事です。

トレーナーや整体の先生の中には

「ギプスで覆ってない範囲はとにかく動かした方がいい」

といった考えの方がいるのですが、

短絡的で非常に危険な行為です。

ケガをしてからどのくらいの時期か・どこが損傷していたか

によってその理論は必ずしも通用しません。

動かし方によっては

二次的な障害(別のところを痛めてしまう)

骨折であれば転位の増強(骨のズレが大きくなってしまう)

といったリスクがありますので、

必ず処置をしてもらった医療機関に確認したうえで、

必要があるケースに対してのみ

正しい部位・正しい動かし方で行うことが重要です。

ギプスを巻かれたあとの危険な症状

  •   神経/血管障害

ギプスを巻いたことによる一番怖い問題は

神経の障害と血管の障害です。

ギプスを巻く際にきつく巻かれてしまったり、

部分的に締め付けられたりという事で

神経障害や循環障害が発生してしまう

リスクが稀ではありますがありえます。

神経や血管の障害が発生してしまうと

それだけで一生涯の障害となってしまうケースもあり、

危険な兆候がみられればギプスでの固定以上に優先して

ギプスを外して障害されている神経や血管への刺激を

開放しなければいけません。



危険な症状の特徴として

・ギプスが巻かれていない指先・足先の皮膚の色がテカテカと腫れてきた

・ギプスが巻かれていない指先・足先を触っても感覚がわからない・痺れている

・手足の指先が全然動かすことができない(痛みのためではない)

・手足の爪を圧迫しても白くなる→赤みが戻るといった血液循環の反応が起こらない

このような症状がみられる場合には医療機関(救急外来)にすぐ連絡してください。

症状の程度によっては緊急的な対応が必要です。

  •   褥瘡

もう一つは“褥瘡→床ずれ”です。

褥瘡とはギプスの中でずっと固い部分が皮膚に当たっていることで、

皮膚がただれて傷ついてきてしまう事をいいます。

こちらは一刻も早くギプスを開放するという必要はありませんが、

褥瘡が進行してしまうと非常に厄介なので程度をみたうえで対処は必要です。

ギプスを着けている際の注意点

  •   浮腫み

ケガをした時には損傷した組織からの出血によって腫れが起こります。

ギプスを着けていると肌に密着しているために、

ギプスが巻かれていない指先・足先に浮腫みは下りてきます。

浮腫みはケガに良いことはありません。

関節を固めやすく・動きづらくしてしまい、修復の邪魔になってしまいます。

とにかく浮腫みはできるだけ抑えておきたいのです。

簡単な浮腫みの対処法として床に対して心臓よりも高く患部を挙げることで、

溜まってしまっている液体成分を心臓に送り返しやすくなります。

脚であれば座っている時・寝ている時になるべく高く上げてあげる・

腕であれば三角巾やテーブルなどを上手に活用し

手が下がらないようにすることで浮腫みを抑えることができます。

  •   お風呂

ギプスの材料自体は水にぬれても強度や形が変化することはありませんが、

ギプスをカットする時のために巻いている緩衝材が濡れてしまうことで

水気が乾きずらく皮膚トラブルの原因となり、注意が必要です。

ビニールを二枚重ねてギプスを覆い、

ビニールの端をテープで止めるなどして対応してもらうと

お風呂でも濡れずに入ることができます。

それでも、ギプスを外せない期間は浴槽に入るよりもシャワー程度に留めておいてください。

ギプスのまとめ

いかがでしたでしょうか?

上記の症状や注意点は

ギプスを巻いてもらった際には必ず当てはまるポイントですので、

ギプスで過ごす際の参考に少しでもなれば幸いです。



またギプスは固定する関節の角度や

ギプスを巻く医療者の技量によって

上記のリスクが高まる危険性もありますので、

ギプス固定の事で何か症状や不安を感じるようであれば

なんでもお気軽にご相談ください。

最後までご覧いただいてありがとうございました。

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