FAI 若い方での股関節痛の原因

こんにちは。

柏市・柏駅にあるかしわだ接骨院・院長の和田です。

今回は股関節に症状を引き起こす障害の一つである

”FAI 若い方での股関節痛の原因”

をテーマに解説していきます。

FAIってなに?

FAIという言葉を聞いたことが初めてという方がほとんどだと思います。

FAIとは femoro acetabular impingementの略語で

股関節を構成する太ももの骨(大腿骨femoro)と

骨盤の骨(寛骨臼acetabular)が

衝突impingmentしてしまうことで発生する障害です


大腿骨と寛骨臼との衝突によって間にある軟骨組織(厳密には関節唇と言います)を

繰り返しあるいは急激な衝突刺激で傷つけてしまうことによって症状を引き起こします。


ちなみにFAIという障害は2000年以降に提唱された概念であり

あまりこの障害を認識していない医療者もまだまだ存在するため

FAIについて理解のある医療機関を受診することが必要です。

FAIは若い人がなりやすい?

年配の方の股関節症状はほとんどの原因が股関節の変形に由来するものとされています。

病院でレントゲンを撮って診断された方も多くいらっしゃるかと思います。

しかし、今回取り上げているFAIという障害は

・生まれながらの股関節の形状

・成長期を中心としたスポーツなどの強い負荷

によって関節の軟骨が減ってくるという変形性関節症よりも

かなり早い時期からFAIを起こしやすい骨形状への変化が指摘されています。

同じような作業やスポーツなどを行っていても

なぜFAIになる人・ならない人がいるかという1つの要因として

股関節の形状は人によって個人差が大きい部位と言えます。

FAIの障害を起こしてしまう方の骨形状は

大腿骨・寛骨臼ともに骨のくびれが少なく寸胴的で

股関節を曲げたり・内側に捻ったりという動きで

より骨同士の衝突が起こりやすいという

形状的な問題を抱えていることが多いのです。

したがって年配の方で発生する変形性股関節症よりも早期から

若い方では10代でもFAIによる股関節の障害は

起こりえる問題であるということは是非覚えていてください。

FAIの特徴的な症状は?

FAIで痛みを引き起こす動きとして代表的なものは

スーパーマーケットヒップと言われる

深く股関節を曲げてさらに膝を内側に捻るような動作です。

スーパーマーケットで下にあるものを手に取ろうとしゃがみ込み

さらに横のものに手を伸ばした際の動きが

まさにこの股関節の動きに該当するため

海外ではこの名称が用いられているようです。

(股関節のことを医学的にはヒップジョイントと称されます)

股関節に痛みや動きづらさなどの症状がでていても

あまり気にせずに動きを続けていることで、

深く曲げること・股関節を外側に開くことにも

痛みや動きの制限が拡大していきます。

股関節は上記したように形状の個人差が大きい部位です。

つまり、どの方も同じようにストレッチや柔軟体操などをすれば

必ず股割りができたり開脚ができたりということは言いきれず、

逆にFAIのような障害を引き起こしてしまう・悪化させてしまう

危険な行為にもなりえるのです。

FAIの対処法は?

FAIによって股関節に痛みなどの症状が出ている場合に

最も必要なことは適切な期間の安静です。

関節唇をふくめ軟骨組織には原則として血管が入ってきておらず

回復に必要な血流が乏しい組織と言えるので

動きながら・使いながらではなかなか良くなりません。

安静をとると関節が固まってどんどん動きが悪くなるのでは?

と不安を訴える方もいらっしゃいますが、

長期にわたって完全安静をとることは問題です。

しかし、炎症を収束させる期間を中心とした適切な安静が行えると

自然と関節の動ける範囲は広がっていることがほとんどです。

FAIに限らず股関節の痛みに加えて、

深く曲げること・内側や外側に捻る動きが行いづらくなってきた

というような症状が出てきている方では

股関節の形状変化も考慮した慎重な対応が必要なケースが多いです。

その上でも障害を理解し上手く症状と付き合いながら

スポーツなどを行える方も多くいらっしゃいます。

かしわだ接骨院では

エコー観察による股関節内の炎症や形状変化の把握につとめ、

必要性が疑われる場合には速やかに

提携医療機関へレントゲン・MRIといった画像検査依頼を行っております。

FAIや股関節の痛みでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

最後までご覧いただいてありがとうございました。

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