シンスプリントの『すぐに改善』は危険なだけ

こんにちは。

柏市・柏駅にあるかしわだ接骨院・院長の和田です。

今回は学生スポーツなど若い年代のすねの痛みで良く発生する

”シンスプリントの早期改善は危険なだけ”

をテーマに解説していきます。

長引くシンスプリントが『すぐに改善』する?

シンスプリントについて検索してみると

真偽不明な施術方法で

『劇的に改善する』や『一回で良くなる』

『安静期間は必要とせずにスポーツオーケー』

などといった整体院・接骨院のうたい文句が散見されますが

果たして本当なのでしょうか?

施術方法についてはそれぞれの詳細はわかりませんので、

絶対にそんな方法は存在しないとは言い切れませんが、

シンスプリントの病態について

追及すればするほど荒唐無稽な理論であること・

加えて疲労骨折につながる可能性もある

危険性の高い行為であることは間違いなさそうです。

今回はシンスプリントの病態を踏まえて

夢のようなうたい文句の実際をお伝えしていこうかと思います。

シンスプリントはどういった障害?

そもそもシンスプリントという障害は

骨の一部である骨膜という周りを支える組織が

炎症を起こして腫れしまい骨を支える強度が低下してしまう

といったことから症状が発生しています。

初期にはレントゲン検査ではこの変化が映らないこともありますが、

MRI検査・エコー検査では早期から骨膜が炎症を起こしている様子が

しっかりと確認することができます。

このように症状だけではなく腫れなどの炎症を伴い

それによって骨を支える機能が落ちた組織が

単発的な施術をしたことによって

すぐに元の正常な組織に戻るといったことは

生体の反応からいっても絶対にあり得ません。

さらに言えば強度が低下している組織であるのに

施術によって症状が多少なりともおさまったからと

無理をおして運動を続けるという行為自体が

疲労骨折を引き起こしてしまう可能性すらあります。

完全な疲労骨折になり骨に線が入るほどの状態まで悪化すれば

半年以上の運動禁止さらには手術をする可能性もでてきます。

シンスプリントに大切な考え方

シンスプリントに対しての施術方法は

ブレーキとアクセルを上手く使うことが最も重要と考えています。

施術するとなんとなく良くなるけど運動するとやっぱり痛い…

といったブレーキもアクセルも中途半端な状態は

結局シンスプリントで痛む期間を長引かせ、

症状を気にせず全力で運動を行えるようになる期間が

どんどんと先延ばしになってしまうだけです。

そういった中途半端な対応ではなく、すねの痛みの原因が

・シンスプリントであるのか疲労骨折まで進行していないのかの判断

・シンスプリントであれば症状に応じた重症度の判断

これをしっかりと判断したうえで適切な期間ブレーキをかけ

重症度に応じてすね当て様の固定具やオーダーメイドインソールによる

偏平足の改善・原因となるすねの骨にかかる衝撃の軽減を図ることが

シンスプリントからの早期の改善を図り、

さらには再発を防ぐことにもつながると考えています。

安静期間は早ければ2週間・長くても5週間の期間で

シンスプリントによる症状の緩和・スポーツ再開が可能で

症状を気にすることなくアクセルをかけ始めることができます。

結局は適切な判断による急がば回れのようなこの対処方法が

最もシンスプリントからの早期回復が期待できると考えています。

シンスプリントの施術のまとめ

シンスプリントに限った話ではありませんが、

発生している障害の病態についての理解を無視して

『劇的に良くなる』や『一回で良くなる』といった

整体院・接骨院が残念なことに横行している状況です。

そういった施術には良くならなかったというケースだけではなく、

さらに悪化させてしまう危険性があることを是非覚えていてください。

今回の見解を参考に正しい管理による

早期回復を目指していただければと考えております。

シンスプリントや疲労骨折でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

最後までご覧いただいてありがとうございました。

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