腱板断裂 その症状、肩の腱が切れているかも・・・

こんにちは。

柏市・柏駅にあるかしわだ接骨院・院長の和田です。

今回はスポーツや日常生活での使用でよく発生する肩の痛みについて

”腱板断裂 その症状、肩の腱が切れているかも・・・”

をテーマに解説していきます。

腱ってなに? 腱板ってなに?

まず””という組織は筋肉の端に存在する組織で

多くの場合に骨にくっつく部分に存在します。

筋肉や骨とは連続した組織ではありますが

その組織としての特性は大きく異なります。

その特性の一つとして腱を栄養する血管・血流の量が

少ないということがあげられます。

この血流の少なさは若い頃には問題になることは少ないのですが、

成人となり中高年を迎えるころにかけて、血液からの栄養供給不足が元となり、

徐々に腱という組織の弱体化につながっているようです。

したがって年齢を重ねることで

腱が切れてしまう・断裂してしまうといった

危険性は増加することが指摘されています。



次に”腱板”とは何なのかについて解説します。

医学的な正しい名称は回旋筋腱板・ローテーターカフと表現され

肩のインナーマッスル(身体の奥にある筋肉)に当たります。

トレーニングをされる方の中にはご存じの方もいるかと思います。

この肩回旋筋腱板・ローテーターカフは

肩の動き始めの動作に関わったり、

肩という脱臼しやすい関節の安定性に関わっていたり、

肩という動きの大きな関節の正しい動作にとって非常に重要な腱組織です。

腱板は全身の中でも肩にしか存在しない組織であり

腱という一般的には扁平な紐のような組織が

肩では四つの腱が互いに集合し折り重なるように形成され

まるで板のような形状を構成しているため、このような名称が用いられているようです。

腱板断裂はめずらしい障害じゃない!

上記の解説をまとめてみると

・腱板は肩にとって重要なインナーマッスル

・腱版は肩の動きの安定性に貢献している

・腱は筋肉や骨と比べても血管・血流が少ない組織

・腱は年齢とともに弱くなってしまう

・腱の断裂のリスクも年齢と比例して増加する

という特徴があげられます。

腱板断裂に対しての研究は多く行われており、大規模な調査でも

60代・70代の方では50%以上が腱板断裂を起こしている

という報告もあり、年齢を重ねるほどに腱板断裂の

発生頻度は高まってくるというという認識は統一見解のようです。

肩の痛みや動きづらさといった症状が生じると

どうしても四十肩・五十肩ということが指摘されがちですが、

そのなかにも腱板断裂が紛れていることは決して稀ではなく、

むしろ積極的に疑ってかからなければいけない障害と言えます。

腱板断裂の症状は?

腱板断裂は若い世代・アスリートでも発生する障害です。

ただその場合には肩を打ちつけたり・腕をもっていかれたりと

強い力が加わった時にケガとして発生することほとんどです。

しかし、上記でも解説した中高年の方で腱が弱っていて断裂してしまうケースは

強い外力や強い炎症を伴わずに発生してしまうことも多いのです。

先ほど解説した60代・70代の方の50%以上が腱板断裂を起こしているといった研究も

実は無症状の方を対象とした調査であることからも信憑性がありそうです。

腱板を構成する四つの腱組織すべてが断裂してしまうケースはさほど多くありません。

その場合には肩を動かすことが全くできなくなることもあり、

このような重度の腱板断裂では原則的に手術での対応が検討されます。

しかし、ほとんどのケースでは腱版の一部や部分的な断裂に留まっていることが多く、

・肩を挙げる角度によって痛い

・肩を最後まで挙げようとすると痛い

・肩を捻った時の固さや違和感を感じる

・肩の素早い動き・重いものを持つときに痛む

などといった軽度の症状に留まるケースの方が大多数です。

腱板断裂の治り方は?

腱というのは血流の少なさから総じて修復しづらい組織と言えます。

腱板も例外ではなく断裂した組織が元通りの腱組織に修復される

ということは考えづらいです。

しかし、かといってずっと症状と付き合わなければいけないかというと

そういうわけでもありません。

”腱板断裂を起こしているのに無症状”というケースが何故かは

様々議論がなされていてもまだ結論には至っていないようですが、

逆説的に言えば腱板断裂があったとしても

日常生活に特に支障がない状態まで改善できる

ということも言えるかと思います。

つまり腱板断裂をした肩が元通りの腱板に修復されるわけではありませんが

腱板やその周囲組織に負担をかけないように

また肩の柔軟性・肩まわりの筋力のバランス向上などの

施術を進めていくことで日常生活でも問題なく肩を使えるようになる

といった状態を目指していくことが施術の基本となります。

腱板断裂の判断は?

腱板断裂はレントゲン画像で確認することが難しい障害です

そのため前時代的に四十肩・五十肩といった病名が

やや過剰に用いられていたという背景もあるようです。

MRIが最も腱板の損傷度合いを図るのには適しているとは言えますが、

臨床現場ですぐにチェックをするという役割では

エコー検査の有用性が報告されています。

かしわだ接骨院でもエコーを活用した腱板の観察に加えて、

腱板の複数に及ぶ腱の断裂が疑われる、

腱板断裂が疑われ肩が全く挙がらない

などの強度の症状がある場合には速やかに提携医療機関への紹介も行っております。

そうでない場合には腱板断裂の有無よりも

現在どのような症状や病態が起こっているのかを判断した上で

その時期に合わせた適切な対応を行うことで

日常生活でも問題なく使用できるような肩を目指して施術を行ってまいります。


四十肩・五十肩と思っていたとしても腱板断裂だった!ということは稀ではありません。

肩の痛みや動かしづらさといった症状でお悩みでしたらお気軽にご相談ください。

最後までご覧いただいてありがとうございました。

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