手首の捻挫の本当のこと

こんにちは。

柏市・柏駅にあるかしわだ接骨院・院長の和田です。

今回は手をついて痛めてしまったときによく起こる

”手首の捻挫の本当のこと”

をテーマに解説していきます。

本当に”手首の捻挫”なのか?

足首をひねって痛めてしまった時に骨折を認めなければ

どの医療機関でもほぼ間違いなく“足首の捻挫”と言われます。

同じように手をついて手首を痛めてしまった時にも

”手首の捻挫”という障害名が簡単に用いられている事実がありますが、

残念なことに不適切といえるケースが多々あります。

”手首の捻挫”という言葉や説明自体が

患者さん自身もケガを軽く考えてしまうことにもつながり、

ひいてはなかなか治らない…手をついて体重がかかると痛い…

などといった症状を長引かせてしまうことにもつながります。



今回は”手首の捻挫”でどこを痛めてしまうのか?

また”手首の捻挫”という障害名に潜む危険性についても説明していきます。

”捻挫”の意味について

“捻挫”は足首や手首をはじめとした関節が

はずれてしまうような力が急激に加わることで

関節を支える靭帯や腱といった組織が傷つくことを言います。


足首のケガに捻挫という言葉が多く用いられる理由は

足首をくじいた際には前距腓靭帯という特定の靭帯を

損傷しているケースがとびぬけて多いために、

足首の捻挫=前距腓靭帯という言葉の使われ方を

歴史的・慣例的になされているようです。

したがって足首のケガの場合に捻挫といえば

傷ついた組織や重症度がおおよそ判断可能というわけです。

では手首のケガの場合はどうかというと

足首のケガのように突出して傷つくことが多い

といったような組織が存在しません。

したがって足首のケガ以上に手首を痛めた際には

どの組織を痛めてしまったのか?という判断が重要となります。

この判断をはっきりさせないと

重症度やその後の危険性に関して

不十分な理解になってしまっているケースが多いのです。

手首を痛めた際の具体的には障害として

手首の小指側にある軟骨周囲の損傷

→『手首の痛みの原因・TFCCを深掘り

手首の小さな骨達を繋ぎとめる靭帯損傷

→『手首の捻挫? 手根不安定症かもしれません…

手首の捻挫に含まれるであろうこのあたりの組織の損傷は、

症状経過によっては手術の可能性もある危険な障害です。

“捻挫”という言葉だけ説明を聞くと

なんとなくそこまで重症でないような

イメージを持たれる方もいらっしゃるかと思います。

そして

なんとなくテーピングしている…

なんとなく包帯している…

なんとなくマッサージされている…

いつのまにか一か月・二か月も痛い…

このようなケースもけっこう多いのですが、すでに要注意です。

重篤な組織の損傷が隠されているケースも十分あります。

レントゲンを撮ったから安心。ではない!

捻挫という言葉に含まれる靭帯をはじめとした

骨以外の組織はレントゲンにははっきりとは映りません。

したがって手首の捻挫は「レントゲンを撮ってもらったから安心」

とは言いきれず、レントゲンではわかりづらい障害といえます。

手首 骨 関節

手首は写真のように

小石くらいの大きさの骨(医学的に正しくは手根骨といいます)

が密集してできています。

手首の捻挫によって損傷した組織の判断には

この細かな手根骨をそれぞれ触り分けて

痛みがどこにあるかの判断に加えて、

手首の動かせる範囲がどの程度制限されているか?

手首のどの動きによって痛みが出るか?

などといった症状を複合的に見極める必要があります。

加えてかしわだ接骨院では最新式のエコー検査機器を用いて

小さな骨の状態・骨以外の組織の状態を細かくチェックすることで

手首の捻挫がどんな組織の障害によって発生しているかを

初めて来院された段階で徹底的に解明します。

”手首の捻挫”のまとめ

おそらくほとんどの方が

骨折は重症!捻挫なら軽症!

と漠然としたイメージをお持ちかもしれませんが、

こと手首に関して言えば

ひびが入った程度の骨折や、子供の骨がひしゃげたような骨折であれば

靭帯などの損傷がより重篤で厄介なケースは少なくありません。

そのような重症の手首捻挫の際にも重要なことは

捻挫とひとくくりにしてなんとなくの対応をすることではなく、

早期に傷害している組織を見極めて、

初期にはしっかりと固定をすることで

痛みをできるだけ早くに落ち着かせることが、

そのあとに続くリハビリも素早く開始することにもつながり、

結果的に障害を早く改善することができます。

手首の痛み・捻挫のことでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

最後までご覧いただいてありがとうございました。

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