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手首の骨折・橈骨遠位端骨折 保存療法のハードル

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2026.05.25 | カテゴリー: 子供の障害,手首の障害

橈骨遠位端骨折

橈骨遠位端骨折とは

手首周辺部分において最も発生率の高い骨折箇所です。

 

折れ方が軽度であれば基本的に何の支障もなく

回復は良好で大きな問題になることはないのですが、

折れ方が激しい場合には手術を選択されることも多いです。

 

今回はそんな橈骨遠位端骨折について

手術をしない治療法(保存療法)には

どういったポイントが重要かについて解説していきます。

橈骨遠位端骨折とは?

橈骨とは手首と肘の関節の間にある二本の骨の一つです。

解剖学的には胴体から近い部分を近位、遠い部分を遠位と言い

橈骨の遠位端(手首に近い部分)の骨折ということです。

 

この部分は転倒などで手を衝いた際に

ちょうどテコのように力が加わり折れやすいことが知られており、

子供から年配の方まで幅広い世代に発生しやすい骨折です。

 

ちなみに橈骨の隣にある尺骨という骨も同時に折れてしまうことも

ままあるのですが、二本折れていようが大きくは対応が変わらないため

今回は橈骨遠位端骨折のみにフォーカスして解説していきます。

お子さんの橈骨遠位端骨折の保存療法

一般的にもなんとなくイメージがあると思いますが

子供の頃(若ければ若いほど)というのは

骨折だけでなく様々な修復能力が高いです。

さらに“自家矯正力”と言って骨折した際に骨が曲がっていたとしても

成長することでくっつく+骨がまっすぐになろうとする能力が

非常に高く時間経過で元通りになりやすいとされています。

 

そんな子供の橈骨遠位端骨折でも折れ方が非常に激しい場合には

手術による治療方法を勧められることがあります。

 

手で戻すのが困難・戻せたとしてもまた曲がってしまう可能性が高い

ということがその理由として挙げられるのですが、

手でも上手く戻す・さらにギプスで安定した位置に留める

この二点を達成することができれば手術を回避できるとも言えます。

大人の橈骨遠位端骨折の保存療法

成人の方の中でも特に年配者・高齢者の方のケースでは

そもそも骨が弱くなっていることが背景にあります。

したがってお子さんや青壮年の方との違いとして

粉砕を伴うような骨折を起こしているケースが多くなります。

 

手首に限ったことではないのですが関節部分が粉砕してしまうと

特に骨折部分での曲がりやズレを戻しておかないと治りが悪いので

手術で戻す・強固に止める方法を勧められるケースが多くなります。

 

しかし年配者の場合だとしても手でうまく戻すことが達成でき

ギプス固定で上手く骨折部を留めることができれば、

子供の橈骨遠位端骨折と同様に手術を回避できるとも言えます。

手術が勧められるケースは?

まず一つとして骨折してからの期間がおおよそ2週間を過ぎていると

その期間中にも骨折して損傷部分は修復が進んで安定してきてしまい

手だけで戻すことはかなり難しい状態となります。

 

粉砕程度、骨折のズレの程度、骨折部位によっては

手では戻せない・戻すことができても留められない

といったことも確かにありえるのですが、

その頻度はごくごく低頻度であると考えております。

 

手術をする場合にはプレートなどで強固な固定をすることになるので

ギプスなどで固定する範囲や期間は相対的に短くなります。

どうしても仕事が休めない・すぐにでも手を使わなければいけない

といった方には手術も有効な選択肢として上がると思います。

ちなみに最終的な回復期間や回復程度については

手術をしてもしなくても影響がないことも報告されています。

かしわだ接骨院での橈骨遠位端の取り組み

接骨院では当然のことなのですが手術は行えませんので

手術を行わない保存療法で最大限の施術が提供できるよう体制を整えております。

・骨折タイプにおける詳細な分析

・できる限り負担が少なく骨を戻すこと

・ギプス固定の範囲や期間への配慮

・早期かつ元の状態に戻せるようなリハビリ

この当たりのポイントは特に意識して対処をしており、

提携する医療機関とも密接に連携をとり

その方にとってベストの選択ができるようにと考えております。

 

全ての橈骨遠位端骨折が保存療法でなんの問題もないなどと

言うつもりは毛頭ありませんが、保存療法を選択するとなれば

当院として最大限の対応をさせていただきます。

橈骨遠位端骨折のことで初期対応やリハビリでも

お困りごとがありましたら些細なことでもお気軽にご相談ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。