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足関節捻挫

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足関節捻挫

足関節捻挫

足関節捻挫とは

足首の関節のことを医学的には足関節と規定されています。
捻挫とは強い力がかかることによって関節を支えている主に靭帯組織が傷ついてしまったことを指します。
捻挫というと足首というくらい圧倒的に頻度が多い部位になります。

最近の足関節捻挫の動向

2020年
”足関節ねんざ症候群 ―足くびのねんざを正しく理解する書―“
という書籍が全日本病院出版会から出版されました。

足首の捻挫(ひねってしまった)という多くの方が一度は体験したことがあるようなごく一般的なケガの注目度が近年整形外科分野の中で増してきています。
それは何故なのでしょうか?私なりに少し解説させていただきます。

よくある病院での足関節捻挫対応として、骨折や脱臼がレントゲンで確認できなければ

それから数年or数十年後、なんとなく不安定な感じや痛みが強くなってくる。
こんな経験をされた方も多いかと思います。

私も医療機関で足関節捻挫後に慢性的な症状になってしまった方を老若男女問わず数多く拝見してきました。
足関節捻挫の際に靭帯損傷の程度の把握をして正しい足首の角度でしっかりとギプスなどの初期固定処置をしないと、長期にわたって症状を残し予後が悪いという事は以前から提言されていました。
ただ短期的には”なんとなく”の対応でも、比較的早期から症状が落ち着いてしまいやすいという特徴があります。
最近になってスポーツ医学やリハビリテーション医学の発展により、それでは駄目だというように風向きが変化してきたということのようです。

接骨院での足関節捻挫の施術

昔からしっかりと外傷を扱ってきた接骨院では上記に述べた靭帯の評価・初期固定・その後のリハビリテーションまで一貫して適切に行ってきています。
私も数多くの足関節捻挫の施術に携わってきましたが、足もつけないような重症の捻挫でもしっかりと対応することで経過の悪い方の経験は一人もおりません。
よく「足首の捻挫をしてしまったらクセになって何度も捻挫してしまう」という話を耳にしますが、こういった足関節捻挫の”なんとなく療法”が横行していたことが背景にあるのは間違いありません。

捻挫と思っても骨折が隠されている!

捻挫かなと思っても気をつけなければいけないことは、同じような力のかかり方で外くるぶしの骨折が頻繁に発生してしまうことです。
特に子供のうちは骨の強度が弱く骨折が高頻度で発生します。
しかも子供のうちは骨の一部は成熟する前には軟骨組織なので、レントゲン撮影だけでは骨折が映りづらいのです(軟骨組織はレントゲンに映りません)。

しかしそんな部位でもエコー観察ではほぼ確実に骨折の疑いを検知できます。
お子様には被爆のリスクがないことがメリットになりますので安心です。

足関節捻挫についてお悩みでしたら、急性・慢性的な症状にかかわらず些細なことでもどうぞお気軽にご相談ください。