足首の捻挫 こんな対応されていたら注意!

足首の捻挫(足関節捻挫)は
スポーツだけでなく日常生活を送る中でも頻繁に発生する
子供から大人・年配者に至るまで一般的なケガの代表格です。
広く一般的なケガであるがために様々な施設である
総合病院、クリニック、接骨院、整骨院、鍼灸院、整体院
最近ではパーソナルトレーニングやピラティススタジオでも
足首捻挫の治療や施術(予防)を標榜して対応しているようです。
その中にはかなり疑問を感じる対応方法も散見されており
今回はそんな足首の捻挫の対応方法について
注意や危険性を孕む対応方法について解説していきます。
“足首の捻挫”とだけ説明を受けている
病院を受診してレントゲン検査では骨に異常はないからと
”足首の捻挫”とだけ診断・説明されているというケースがあります。
病院以外の施設では検査はできませんからさらに短絡的に
足首の症状=全て一概に捻挫と判断されている可能性すらあり得ます。
足首の捻挫では“前距腓靭帯”という靭帯損傷が大半であるため
このことを省略するように説明されてしまうことも多いのですが
これでは例えば靭帯の一部線維だけの損傷なのか
それとも部分断裂なのか完全断裂なのかによっても
対応はもちろん異なってきますから説明としては疑問が沸きます。
さらに足首の靭帯だけでも種々の靭帯が存在しており
その他にも腱や骨のダメージも含めれば多種多様に及ぶため
まず捻挫によってどこの組織損傷でどれだけの重症度であるかという説明が
しっかりと為されているということは最低条件と考えられます。
湿布と痛み止めの処方だけ、何にも固定をされなかった
足首の捻挫の多くが痛み、腫れ、内出血、動きの範囲の制限などの症状が出現し
ほぼ100%のケースで何かしらの組織の損傷が発生しています。
もっともよく発生する靭帯組織は修復能力が旺盛とは言えないため
特に初期対応として固定などの患部安静を図れないと
伸びたゴムのような機能が弱く、役に立たない組織となってしまいます。
骨折はないから痛み止めや湿布を処方されただけでは多くのケースで不十分です。
この対応については整形外科の先生の中でも否定的に語られることが増えてきています。
最低でもサポーター、テーピング、包帯といった対応で
シーネやギプスといった強固な固定が必要となるケースも多くあります。
湿布や痛み止めだけでいつまでも腫れや痛みが退かないといった場合には
まず間違いなく初期対応が失敗していると考えて差し支えありません。
時間が経過しても電気治療やマッサージだけがずっと続いている
当院でも電気治療器や温熱・超音波治療器などを使用しており、
マッサージに類似するような手技療法は足首の捻挫に対しても行っております。
これらの対処は腫れや浮腫み・痛みの軽減に有効であると考えられますが
それだけでは全ての症状を解消に導くことは難しいです。
特にスポーツなど強い負担がかかる場合については尚のことです。
固定の有無に関わらず組織が損傷をしただけでも身体は反応を起こし
筋力が低下したり、関節の動く範囲が悪化することがわかっています。
こういった症状について適切にリハビリを行わなければ
・少し負担をかけるだけでも痛みや腫れが出てしまう
・いつまでたっても反対の足首と同じ範囲まで動かせない
・頼りない感じが残っていて思い切りスポーツが行えない
などといった後遺症状態に陥る可能性が高まります。
適切なリハビリと一言で表現するのはなかなか難しいのですが
その方の症状や時期、生活やスポーツの状況を踏まえて
筋力トレーニング、バランストレーニング、関節のストレッチ、
その上でジャンプ、ランニングなどの動作のチェック
くらいのことはどんな足首捻挫でも必須と考えています。
足首の捻挫で適切な対応がされたなら…
当院に転院される足首捻挫の方はほぼ全員と言っていいほど
上記に挙げた注意すべき対応のいずれかに該当しています。
対応を受けている施設で説明された期間以上に長引いている際には
(どのくらいで改善するかの説明をされていない場合にはさらに問題ですが…)
ほぼ間違いなく経過が不良と言えますので特に注意が必要です。
逆説的に上記のポイントについて適切な対応がなされたのであれば
靭帯断裂など重症度の高い足首の捻挫だったとしても
経過不良に陥ってしまうケースは少なくとも当院ではありません。
足首の捻挫については転院され途中段階での対応だけでなく
初期応急対応からも上記のようなポイントに留意しながら
日常・スポーツ復帰のためのリハビリまで一貫対応を行っております。
お困りごとがありましたら些細なことでもお気軽にご相談下さい。
最後までご覧いただきありがとうございました。







