突き指
突き指
突き指ってどういうケガ?
日本整形外科学会では突き指を”ボールや物で指を突いて、指先に大きな力が加わることによって起こる指のけがの総称として広く一般的に用いられています”
と表記しています。
ということなので指のケガはほとんどすべてが突き指ということになってしまいますね。
その中には骨折も脱臼も腱断裂も靭帯断裂も含まれるという事になるので、突き指という名称を使うよりも、どこを痛めたかが重要になってきます。
逆にいえば突き指と思って医療機関にかかったのにどこを痛めたかの説明がはっきりしないところは要注意かもしれません。
突き指をした時に危険な症状
突き指というとあまりにもたくさんの損傷があてはまってしまうので、突き指で痛めてしまった際の注意点をお伝えします。
指が変形したまま動かせない
これは必ずすぐに医療機関にかからないとダメです。一生その変形が残ってしまうこともあります。
すごく腫れている、普段の半分も指を動かせない
これも損傷が重症のケースが多く、早めに医療機関にかかったほうが賢明です。
突き指をしてしまったら
突き指でも骨折や脱臼でずれてしまった骨や関節を戻す(医学的に正しくは徒手整復と言います)ことがあります。
これが変な風に広まって突き指は「引っ張ると良くなる」と勘違いされて、応急対応として勝手にやってしまう方がいますが絶対にやめて下さい。
間違った力が入ることで骨折や脱臼を戻すことができなくなることもあり、非常に危険です。なんのメリットもありませんので。
ケガしてすぐは冷えすぎて痛くない程度にアイシングをしていただいて、テーピングですと締め付けによっては痛みや腫れを強めてしまうので、隣の指と軽く包帯で止めるくらいが応急的には十分かと思います。
突き指の施術について
とにかく指のケガは
”初期にしっかりと固定をして早期からリハビリ・動かし始める”
という対応を徹底して行わないとすぐに関節が固まっていきます。
関節の固まり具合にもよりますが、通常かかるリハビリの期間が2倍3倍と長くなってしまう事もありますし、指の動きが完全には戻らないことだってあります。
まずは上記のような注意すべき症状があれば是非ご相談ください。
指のケガをされることは珍しいことではありませんが、怖いケガが起こりやすい場所でもあることは覚えていてください。
突き指の事でお悩みでしたら、些細な症状でもお気軽にご相談ください。