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足首の捻挫はクセになるの真実

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2022.02.26 | カテゴリー: 医療情報,足首の障害

足首 捻挫 クセ

「足首の捻挫はクセになるから気をつけたほうがいい」

昔からよく聞くフレーズで実際に質問されることもたくさんあります。

では実際に足首の捻挫はクセになってしまうのでしょうか?

その言葉の意味と原因について解説していきます。

 

クセになるというのは

何を表現しているかによっても異なりますが、

おそらく大きく分けて

痛みが残ることを指しているか

捻挫をしやすくなることを指していることかと推察されます。

 

足首の捻挫をしてしまった方が

この二つの症状を残してしまう可能性はあります。

ただ多くのケースが初期対応の失敗が原因です。

 

今回は何故このような症状が残ってしまうのかについて

掘り下げていこうと思います。

 

痛みが残ってしまう…

足首の捻挫をしてしまった後に

”痛みが残ってしまう”要因のほとんどは初期対応のまずさです。

・はっきりと腫れがある

・スタスタと歩けない

といった強い症状が出現している場合には

初期対応として一定期間の固定処置・安静期間が絶対に必要です。

多くの場合テーピング程度では不十分です。

 

原則的に捻挫は足首の関節を支える靭帯を損傷したことを意味しますが、

適切な対応がされないことによって靭帯の役割である

関節を支持する・支えるという機能が低下してしまいます。

 

支える機能が低下した足首の関節は不安定となり

・靭帯が本来よりも弱くなり痛みを生じやすくなる(医学的には変性と言います)

・靭帯の機能を補うために筋肉や腱に過剰な負担がかかると腱鞘炎

・関節の軟骨が傷ついてしまうことによる関節の炎症

・そこからさらに悪化・進行してしまうと変形性関節症

といった患部のイベントが複雑に絡み合い

捻挫の後も痛みが残ってしまうことに繋がっていきます。

 

捻挫をまたしやすくなる…

いわゆる”クセ”というと一番このことをイメージされるかと思います。

足首の捻挫を何度も繰り返してしまうことが

後遺症として少なくありません。

 

既に上の項でも説明した通り

初期対応が十分にされなかった場合には

捻挫で痛めた靭帯が上手く修復されずに

足首を支えるという機能が低下しています。

 

こうなってしまうと、ちょっとした段差や高いヒールを履いた際に

足首がガクっと捻じれやすくなるということがよくあります。

どこからが捻挫の範疇に含まれるかという点は規定が難しいですが、

このような不安定な足首となってしまうことが少なくなく、

いわゆる”足首の捻挫がクセになる”という表現の

一番の原因であると考えられます。

 

クセ”ではなく実際は足首の関節機能の崩壊

”足首の捻挫がクセになる”という言葉を

医学的に表現するならば

初期対応の悪さが招いた足首の関節機能の崩壊と言えます。

 

そもそも足首での重度の骨折など一部のケガを除いては

初期対応をしっかりして、適切なリハビリが行われれば

足首の捻挫後に症状を残してしまうことは原則ありません。

 

足首の捻挫に対して

レントゲンを撮影して骨に異常ないと

湿布だけを渡されてなんとなく楽になって

なんとなく動けるようになってくるという

『なんとなく療法』が日本にはびこってしまっているため

足首の捻挫後に後遺症を残してしまうことが多く

足首の捻挫はクセになるといった

言葉が広まっているのではないかと考えられます。

 

”足首の捻挫がクセになる”のまとめ

繰り返しになりますが、

いわゆる足首の捻挫はクセになるという言葉は

医学的には足首の関節機能の崩壊です。

 そうならないためにはとにもかくにも

適切な固定による初期対応がなにより重要です。

 

また慢性的に症状が残ってしまっているケースでは

足首周りや足のアーチに関する筋肉のトレーニング

運動や長距離移動の際にはサポーターやインソールを

上手く活用することで症状を抑えられることは多いです。

 

繰り返してしまう足首の捻挫や長引く痛みなどといった

足首の捻挫後から続く症状でお悩みの際にはお気軽にご相談ください。

最後までご覧いただいてありがとうございました。