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鎖骨骨折 手術と手術しない方法の比較

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2022.10.06 | カテゴリー: 肩関節の障害,胸・背部の障害

鎖骨 鎖骨骨折

”鎖骨”という骨は一般の方でも

身体のどのあたりに存在しているかについて

認識されている方も多いのではないでしょうか。

 

鎖骨はあばら骨である肋骨の前上方に位置しており、

主に胴体から腕を吊り下げる役割を持つ骨です。

 

女性であれば服装によっては鎖骨を見せることもあるでしょうし、

鎖骨のラインが綺麗であることが男性以上に重要かもしれません。

 

この鎖骨という骨が折れてしまうことは

子供から年配の方まで幅広い年齢層で発生し、

決して珍しい骨折ではありません。

 

鎖骨骨折をしてしまった方の年齢によって

対処法が大きくと異なること、

そして鎖骨骨折を起こした位置や程度によって

これまた対処法が大きく変わることが特徴です。

 

今回はそんな鎖骨骨折について

接骨院だからこそ行える

手術をしない対処方法を中心に解説していきます。

大人と子供の鎖骨骨折

まずは鎖骨骨折を起こす年齢について

対処法の違いについて解説していきます。

 

鎖骨が折れてしまうと程度の差こそありますが

折れた部分の骨がズレてしまうことが多々あります。

このようにズレた状態でくっついたとしても、

身体はすごいもので徐々に元の骨の形状に

回復していこうとする力が発生します。

 

この現象を骨のリモデリングと言い、

子供ではこの特性が大人よりも圧倒的に高いです。

 

このような背景から子供の鎖骨骨折では

骨がズレていたとしても手術を必要とするということはほぼなく、

ほとんどのケースで問題なくくっついてくれることが予想され、

さらに時間経過によって元々の鎖骨の形状まで

回復してくれることも期待できます。

ざっくりと表現すれば治りの良い骨折と言えます。

 

これが大人の場合にはそうはいきません。

骨のくっつきが遅れたり・完全にくっつかないままになったり、

鎖骨の形状がボコボコになってしまったり、

という経過も十分予想されます。

 

したがって、

大人の大きくズレてしまった鎖骨骨折に対しては

手術が選択されることが一般的です。

鎖骨骨折の手術によるデメリット

しかし、手術による弊害が多いのも鎖骨骨折です。

鎖骨は身体の表面から輪郭が見えるくらい

皮膚の直下にあり皮膚の薄い部分に存在するので

手術で切って閉じた縫合部分に痛みが残りやすいことは

大きな特徴であると言えます。

ちなみにこの痛みは一時的ではありません。一生涯続きます。

 

手術では骨と骨とを接合するためにプレートを用いることが多いですが

このプレートは再手術で取り除くことが一般的です。

その時点で骨折から数カ月が経過しているのですが

骨の強度は残念ながら完全とは言えず、

再手術から日数を開けずに転倒などを起こすと

再骨折のリスクが高いこともデメリットの一つと言えます。

 

さらに手術による傷・縫合跡ができてしまう事は避けられません。

女性であれば服装によっては鎖骨を見せることもあるでしょうし、

鎖骨の輪郭が綺麗であることは特に重要かもしれません。

手術をしない鎖骨骨折の対処方法

手術をしない対処法においても

ズレてしまった鎖骨骨折を

そのままにしておくわけではありません。

 

手術をしない対処方法を選択した場合に大事なことは

ズレた鎖骨骨折をできる限り元の鎖骨の形状へ戻す

徒手整復という操作がまず第一に重要です。

そして戻した骨折部が再びズレてしまわないよう

上手く固定をすることです。

鎖骨骨折でよく用いられる

鎖骨バンド(クラビクルバンド)だけでは不十分なことも多く、

胴体部分からの大掛かりな固定が必要なことも少なくありません。

 

そして骨がくっつくことを促すような刺激

(骨に圧力をかけるような刺激)が加わるような

腕のリハビリを早期から始めていくことです。

 

このような適切な対処をすることで、

骨がくっつかないやひどい変形が残ってしまう

といったことはまず起こりません。

骨の強度は手術以上に早期に改善します。

鎖骨骨折の対処方法のまとめ

鎖骨骨折に対して手術をする方法・しない方法それぞれに

メリット・デメリットがあります。

 

手術対応ではその後の大掛かりな固定の必要はなく

やや早期から日常生活を行うことが可能になるケースが多いです。

しかし、合併症状の多さは大きなデメリットと言えます。

 

対する手術しない対応方法では

初期には大掛かりな固定が必要で生活が大変なことはデメリットですが、

その後の回復スピードには大差なく、合併症状のリスクは圧倒的に少ないです。

手術よりも鎖骨が太くなってしまうことはありますが

それが元で何か問題となることはまずありません。

 

 

どちらの対処方法を選択するにしても

メリット・デメリットをしっかりと理解することが

患者さんにとって何よりのメリットと考えております。

 

かしわだ接骨院では

手術をしない骨折対応の専門家として

・できる限り元々の鎖骨の形状を取り戻せること

・固定時の日常生活での負担を最小限に留めること

・早期からのリハビリで早期から腕を使えるようにすること

・後遺症が残らないように腕の機能を取り戻すこと

をテーマに鎖骨骨折に取り組んでおります。

 

鎖骨骨折のことでお悩みがありましたら、

初期対応から手術後のリハビリのことまで

些細なことでもお気軽にご相談ください。

最後までご覧いただいてありがとうございました。