転んで手をついて手首を痛めたら… 一番多いのは”橈骨遠位端骨折”です!
バランスを崩して転んでしまい手を衝いた…
誰でも一度くらいは経験があるかと思います。
その勢いや床の固さなどの要素が当然かかりますが、
手首を痛めてしまうことがあります。
その際に最も多い原因は骨折です。
今回は手首の骨折の中で特に発生率の高い
”橈骨遠位端骨折”をテーマに解説して参ります。
橈骨遠位端骨折ってなに?
名前だけ聞いてもなんのこっちゃ?といった感じだと思います。
”橈骨遠位端骨折”とは手首の少し上の部分(肘に近い部分)での骨折です。
転びそうになった時にはとっさに腕を伸ばして手を衝こうとしやすいです。
その際に強い力がかかると手首の少し上の部分の骨に
テコが働き骨折しやすい場所がまさに”橈骨遠位端骨折”に当たります。
この骨折はお子さんから年配の方まで
幅広い年齢層で発生率の高いことが特徴です。
その中でも特に骨の強度がまだまだ未熟な子供の時期と
骨が脆くなってきてしまった年配の女性に多いです。
症状としては強い痛みや手首の動きの制限が特徴としてあげられます。
骨折が激しい場合には振動でも強い痛みを感じる事もあるので、
痛めてない方の手で腕を支えることもあります。
逆説的にはこれだけの強い痛みが生じている場合には
橈骨遠位端骨折の可能性が極めて高いと言えます。
橈骨遠位端骨折の対処方法
橈骨遠位端骨折の対処方法として
手術する方法か手術しない方法かに
大きく分けることができます。
これは子供でも大人でも同様です。
ざっくりとした説明にはなりますが
骨折によって大きく骨がズレてしまうと
手で矯正したり・ギプスで固定するだけでは戻りやすく、
手術をして人工物で固定をしないと
矯正された状態を維持することが難しい
という事が手術の根拠としてあげられます。
しかし、上記の解説の裏を返せば
ズレてしまった骨折を上手く戻せて
上手くギプスなどの固定で矯正を維持できれば
手術を行わなくても十分に改善できるという事でもあります。
かしわだ接骨院では
ズレてしまった骨の矯正(徒手整復)や
再びズレを起こさないギプス固定方法を
橈骨遠位端骨折をはじめとする
手術適応と言われるような重篤な骨折にも
多数・保存療法で対応してきました。
特にお子様の橈骨遠位端骨折であれば
手術を必要とするケースはほとんどないと考えています。
このような手術を行わなずに改善させる対応方法は、
手術で改善させる方法よりも骨折してしまった
骨の癒合は一般的に早いことが指摘されています。
また適切なリハビリを早期から行うことで、
手術をした場合と比べても
動きや筋力を取り戻すのに要する期間が
手術しない場合の方が素早いケースが大半です。
手術における絶対的な合併症である
細菌感染・麻酔による副作用・皮膚トラブル…
といったリスクが無いことも大きなメリットです。
橈骨遠位端骨折のまとめ
かしわだ接骨院では提携医療機関との連携を密に図っており、
橈骨遠位端骨折は全て手術しないで対応する!
ということでは決してなく、
しっかりと整形外科の先生のご意見も伺った上で、
確実かつ素早い治癒が期待できるという判断の元
こだわりの保存療法を行っております。
橈骨遠位端骨折にてお悩みの方で
「できるだけ手術はしたくない」
「早く・しっかりと治したい」
「他院での対応で中々良くならない」
などといったご要望がありましたら
些細なことでもお気軽にご連絡ください。
最後までご覧いただいてありがとうございました。