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肩の痛みで最多の原因? インピンジメント症候群

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2023.07.25 | カテゴリー: 肩関節の障害

インピンジメント症候群

“肩の痛み”というと

猫も杓子も老若男女も

四十肩・五十肩

の話をされます。

 

しかし実際の四十肩・五十肩は

それほど多くはないというのが

昨今の医療業界での統一見解で、

私も完全に同意見です。

 

では肩の痛みや上げづらさの原因として

どんな障害が多いのかというと

インピンジメント症候群なのです。

今回はそんなインピンジメント症候群について

対処法や特徴を中心に解説してまいります。

インピンジメント症候群が最多の原因

インピンジメント症候群という言葉は

おそらくほとんどの方が初耳であるとか

耳なじみのない言葉ではないかと思います。

 

しかしインピンジメント症候群が

肩の症状にとって

珍しい障害であるかというと

実はそうではありません。

 

インピンジメント症候群に関しては

肩の症状で医療機関に訪れる方の

なんと40~60%に及ぶとの報告もあり

肩の障害としてはかなり多い・

むしろ大多数という意見もあるくらいです。

 

それなのになぜこんなにも知名度が低いのかについては

様々な要因が絡み正確なことはわかりませんが、

日本では医療者・一般の方ともに

四十肩・五十肩

という俗称的な障害名があまりにも認知度が高く

実際にはインピンジメント症候群などの障害にも

過剰にその名称が用いられてしまっている

という背景は大いにありそうです。

 

もちろん肩の症状に対して

正確な判断や対処がされなければ

回復のスピードは遅くなりますし、

さらに経過の悪いケースでは

悪化させてしまう・いつまでも良くならない

ということも十分に考えられます。

そもそもインピンジってなに?

インピンジメントとは“衝突する”という意味で

身体の様々な部位で

インピンジメントによる障害は数多く報告されています。

そのインピンジメント症候群の代表例が肩の障害です。

 

肩のインピンジメント症候群は

・肩峰下インピンジメント

・烏口下インピンジメント

・インターナルインピンジメント

という三つの障害に大別され、

・どの部位の衝突で発生するか

・どの組織が障害されるか

・どんな動きで痛みがでるかなど

原因も症状もそれぞれ異なります。

 

その中でも特に頻度が高い障害が

肩峰下インピンジメントです。

 

肩甲骨の一番外側の突起部分

(医学的に正しくは肩峰と言います)と

腕の骨(医学的に正しくは上腕骨と言います)の間にある

肩のインナーマッスルに当たる筋肉・腱

(医学的に正しくは回旋筋腱板・ローテーターカフ)などが

衝突される・押しつぶされるような力を受けて

痛みや動きづらさを感じ始めます。

 

当初はそれほど強い症状ではないことが多いですが、

気にせずに肩を使い続けることで

インナーマッスルの断裂(腱板断裂)などの

重篤な障害へのリスクもあり、

予防の観点からも早期からの対応は重要です。

四十肩・五十肩との違いは?

その名の通り四十肩・五十肩では

若い方や年配の方の

肩の症状での原因としては

可能性は低いと言えます。

インピンジメント症候群に関して言えば

「スポーツでのこの動きで痛みだした」

などの要因がはっきりしていることも多いです。

 

さらに四十肩・五十肩では

肩の動きの固さが最大の特徴で

・肩が90°程度しか挙がらない

・頭や腰に手がまわらない

といった症状が必ずあります。

 

したがって

・挙がるけど最後のところで痛む

・特定の動きの時だけ痛む

といった症状であれば

四十肩・五十肩の可能性は極めて低く

インピンジメント症候群を含めた

その他の障害を疑わなければなりません。

インピンジメント症候群のまとめ

今回最もお伝えしたい事というのは

インピンジメント症候群を

見逃されないことが最重要ということです。

 

なんでもかんでも肩の症状というと

四十肩・五十肩と説明をされてしまう

という現状が令和の時代でも続いています。

 

かしわだ接骨院でそのような見逃しがないよう

最新式のエコー検査機器をはじめとした

詳細なチェックをすることで

適切な判断と迅速な改善に努めております。

 

肩の症状やインピンジメント症候群のことで

お悩み事がありましたら

些細なことでもお気軽にご相談ください。

最後までご覧いただいてありがとうございました。