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スポーツでの肩の痛み ルーズショルダーが原因かも…

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2025.05.29 | カテゴリー: 子供の障害,肩関節の障害

ルーズショルダー

転倒やひねってしまったといった

はっきりとしたケガをしていないのに

スポーツをしているだけで

肩の痛みがあるというケースでは

ルーズショルダーという障害が

関係している可能性があります。

 

今回はこのルーズショルダー

(別名として動揺肩・肩関節不安定症とも言わることがあります)

について解説していきます。

ルーズショルダーとは?

肩の関節は全身の中でも最大と言われるほど

非常に動く範囲の大きい関節です。

 

そのため関節が外れてしまう“脱臼”という

ケガが起こりやすいことでも有名です。

 

一般的に肩関節の脱臼は

・転倒して肩を打ち付けてしまう

・手をついてテコがかかり肩を捻ってしまう

といった外力が加わることで発生することが大多数なのですが、

これらの衝撃がなくても自分の意志で

脱臼させる・戻すことができる方が存在します。

(医学的には随意性脱臼と言います)

 

このことからも肩の関節が生まれながらに

動き過ぎてしまう・緩い・ルーズ

という特徴を持つ方が存在します。

ルーズショルダー = 痛み?

上記のような肩関節が生まれつき緩い・

ルーズショルダーの方は何もしていなくても

痛みを感じるのかというとそうではありません。

 

無症状のまま特に然したる問題もなく

生涯を全うされる方もいらっしゃいます。

 

スポーツをしたからと言っても

全ての人が症状を出すわけではなく

肩関節が柔らかいことが競技をする上で

有利に働くこともあり得るくらいです。

 

しかし柔らかすぎることは

関節に対して負担が増えることとも表裏一体で

ルーズショルダーではない人と比べると

肩の症状を出しやすいという傾向はあります。

どんな方がルーズショルダーなのか?

実は関節の緩みというのは

肩関節だけに起こるわけではなく

“全身性関節弛緩”といって

全身の様々な関節でその傾向を示しやすいとされています。

 

全身性関節弛緩

上記の表は東京大学がまとめた全身関節弛緩性の徴候で、

「肘や膝がまっすぐよりも逆に反りかえってしまう」

「親指が手首側の腕にくっついてしまう」

このような関節の動きが正に特徴的な徴候とされています。

 

一般的に男性よりも女性の方が

身体の柔軟性は高い傾向にあるとされており、

10~20代のスポーツをしている女性で

ケガをしていないのに肩の痛みがあるというケースでは

ルーズショルダーが関与している典型例と言えます。

 もちろん男性での発生も十分考えられます。

ルーズショルダーの対処法

肩関節の緩みは生まれつきのものですので

緩みそのものをどうにかするというのは

これは簡単な話ではありません。

(どうしても症状がとれない・変化がない場合には

関節を縫い付ける手術をすることもあります)

 

しかし既に解説したようにルーズショルダーでも

症状が出ない方も実際にいるのです。

症状の出る方・出ない方、その差は何なのかというと

肩関節・肩甲骨・体幹周りの筋力であり、

姿勢なども影響が大きいと言われています。

 

つまりルーズショルダーがあるだけでは

症状などの問題になるわけではなく、

肩関節そのもの・肩関節周囲からの影響や

スポーツや生活環境での負担が加わることで

症状を呈してくるというのが

ルーズショルダーという障害の本態のようです。

 

肩関節そのものはもちろんのこと、

肩甲骨や胴体・体幹を含めた問題に対して

適切なリハビリ(トレーニングやエクササイズ)が行えると

肩関節の緩み・ルーズショルダーが残っていても

相当数の方の症状が良くなることが報告されています。

かしわだ接骨院の取り組み

まず肩の症状をみる際にルーズショルダーのことも

当然のことながら頭に入れて対応しております。

 

ここでは全身関節弛緩性の解説もしましたが、

他院から転院されてきた方の中で

このような指摘をされた方は皆無です。

肩関節の緩みがあるにも関わらず、

「固いからとにかくマッサージしましょう」

ではルーズショルダーは絶対に良くなりません。

 

その方の痛み具合や緩みの方向・程度、

どういった動きでどこが痛むのか

姿勢や動きのクセを見極めることで

個々人に応じたリハビリを細やかに対応しており、

症状の強さに合わせて一時的にでも

装具やテーピングを用いることもあります。

 

ルーズショルダーや肩の痛みのことでお悩みでしたら

些細なことでもお気軽にご相談ください。

最後までご覧いただいてありがとうございました。