スポーツでの股関節の痛み 骨盤の骨折かも…
股関節の問題はスポーツだけでなく生活にも
大きな障害をもたらす厄介な箇所ですが、
股関節あたりと感じている症状の中にも
実際には骨盤の骨の損傷(骨折など)が
関与しているケースも少なくはありません。
ちなみにここでいう骨盤の骨とは
骨盤が傾いているやズレているなどといった
いわゆる”骨盤矯正”や”骨盤調整”といった類とは
全くことなるお話です。
今回はそんな股関節まわりの症状に関係する
骨盤の骨の損傷について骨折を中心に解説します。
スポーツでの損傷がほとんど
股関節を構成しているのは
寛骨臼(骨盤の骨の一部)と大腿骨(太ももの骨)です。
もちろん股関節そのものの問題から
股関節に症状を感じるケースも多々あるのですが、
それ以外にも骨盤の骨の問題から
股関節に症状を感じるケースは相当数あります。
スポーツのレベルが高ければ高いほど
また、新しいスポーツを始めたばかりだったり
合宿や進学などで急激に練習量が増えたり
といったタイミングでは特に危険度が高く
骨盤の骨への負担が急激に増加することで
骨盤の疲労骨折や剥離骨折といった損傷を
引き起こしてしまうことがあるのです。
太ももやお尻にある全身の中でも強力な筋肉は
骨盤から始まる・くっついているものが大半で
スポーツによる激しい筋肉の負荷が
骨盤の骨にとってもダメージの蓄積となってしまったり、
あるいは股関節の大きな動きによって
骨盤の骨に強い衝撃が加わることによって
骨盤の骨の疲労骨折や剥離骨折が
発生してしまうと考えられています。
症状と対処法について
このような骨盤の骨の障害・骨折の対応で
最も大切なことは適切な判断に尽きます。
症状としては骨盤の骨折が起きていたとしても
初期では他の障害と比べても大差はないことが多く、
最も一般的な画像検査であるレントゲン検査では
なかなかはっきりしないことも稀ではありません。
そのため対応が遅れてしまったことで
重篤化・長期化してしまうケースは少なくないのです。
例え画像検査ではわからない時期だったとしても
疲労骨折や剥離骨折を起こしやすい場所は
骨盤を構成する骨(恥骨・坐骨・腸骨の3つ)
それぞれに明確になっているので、
触診や手での検査で疑いをたてることは十分に可能です。
そのことをしっかりと理解している人間・施設でないと
なんとなくマッサージをしたり
なんとなく矯正をしたり
なんとなくテーピングをするだけで
症状をなんとなく誤魔化しながら
スポーツを続けてしまうなどといった
間違った対応につながることもあり得ます。
かしわだ接骨院での対応
骨盤の骨折がある場合にまずは必要なことは
適切な期間のスポーツ禁止や安静固定です。
この期間の設定を障害の判断なしにはできません。
かしわだ接骨院では詳細な手でのチェックに加えて
最新式のエコーでの観察を行うことで
股関節周辺で生じている痛みなどの症状が
どのような問題で発生しているのかを徹底的に究明します。
またエコーチェックやレントゲン検査では
なかなかわかりづらいような障害に関しても
提携医療機関を利用してMRI・CTといった
精密な画像検査にもスムーズなご案内が行えるよう
体制を整えております。
障害が明らかになった上で、適切な期間の安静をとり、
可能な限り早期からリハビリを開始することで、
結果的には障害のことを忘れて気にせずに
思いきりスポーツに取り込める時期は早まり
さらには再発予防にもつながると考えております。
スポーツによる股関節周辺の痛みなどの症状で
お悩みの際にはお気軽にご相談ください。
最後までご覧いただいてありがとうございました。