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肋骨骨折はレントゲン検査で異常なければ安心? 

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2022.03.07 | カテゴリー: 胸・背部の障害

肋骨骨折 脇腹痛

まず”肋骨”とは

肋骨とは胸から背中にかけて存在するいわゆるあばら骨の事です。

漫画やドラマなどであばらが何本か折れた!なんて風なセリフがあるように

左右ともに12本も肋骨は存在しています。

 

肋骨は12本の中でどの高さかによって

形状も周囲の骨との連結も異なりますが、

どの肋骨もおおむね細長く・平べったい形状をしており、

強い外力を受けると骨折してしまう事が多い骨です。

ここでいう外力とは胸や脇腹に何かが強くぶつかってしまう事はもちろんですが、

体調が悪く咳やくしゃみが続くことで骨折してしまう事もありますし、

スポーツなどでの動作の繰り返して骨折してしまう事もあります。

肋骨骨折はレントゲン検査をすれば安心?

今回の本題のテーマです。

骨折といえばレントゲン検査をするという印象を皆さんお持ちかと思いますが、

肋骨骨折は意外かもしれませんがレントゲンでは確認しづらい場所の一つです。

 

肋骨は胴体に対して真横にあるわけではなく、少し角度がついて斜めに位置しています。

レントゲンの光線はまっすぐ照射されるので12本の肋骨は重なってしまう部分が多く、

そのためレントゲンで撮った時に骨折がはっきりとしないことが多いのです。

 

そんな肋骨骨折に対してエコー検査機器の有用性が報告されています。

肋骨骨折をどちらが高確率で判定できるかの研究は複数報告されており、

確率には報告によりばらつきがみられますが、

平均して数10%エコー検査の方が

検知能力に優れているというのは一致した見解です。

肋骨骨折で一番注意するポイント

肋骨は前側では胸骨という平らな骨と後ろでは背骨とそれぞれ連続しており、

それらと共同して鳥かごのような形(医学的に正しくは胸郭と言います)をつくっています。

胸郭のなかには肺や心臓といった大切な臓器が収められています。

 

肋骨骨折をしてしまったことで胸郭を覆う膜(医学的に正しくは胸膜と言います)を傷つけてしまい、

空気が肺と胸郭の膜の間の中にたまり肺が上手く膨らめなくなると、

”気胸”という状態になってしまいます。

こうなると肋骨骨折での痛みどころではなく、

呼吸障害から命にかかわることもあり最も注意しなければいけない症状です。

 

肋骨骨折は転倒や交通事故などでも発生し、

激しいケガの場合には複数の肋骨が骨折してしまい気胸が発生するリスクも高まります。

骨折しているかどうかの判断以上に気胸の可能性を見逃してはいけません。

気胸は症状で疑いをもつことがもちろん重要ではあるのですが、

この異常に関してもエコー検査機器でチェックが可能です。

肋骨骨折の対処法

ケガをしてすぐの状態では深呼吸や少し身体を動かすだけでも痛むことがあります。

上記でも解説した胸郭は鳥かごのような形状を構成しているので、

呼吸や動作で膨らんだり縮まったりという動きを担っています。

その動きをコルセットのようなバンドで押さえてあげることで、

ゼロとは言えませんがおおむね痛みは楽になります。

症状の強さによってはプレート状の固定具やさらしをプラスすることも効果があります。

 

肩を挙げる胴体を動かすといった際に症状が残る場合にはリハビリも行います。

肋骨骨折は全身の中でもくっついてくれやすい骨なので

後々の問題となる事はほとんどありません。

初期対応を適切に行う事で痛みを長引かせないという点が

肋骨骨折の対処法のなかでも最も重要となります。

肋骨骨折のまとめ

肋骨骨折かもしれないと、痛みが長く続いている場合でしたら

エコー検査機器を活用した観察で疑いを検知することは十分可能です。

応急対応を行った上でかしわだ接骨院では、

骨折の診断や施術継続に関しては提携する医療機関へ速やかに紹介を行っております。

 

脇腹や胸・背中の痛み、肋骨骨折の事でお悩みがありましたら

些細なことでもお気軽にご相談ください。

最後までご覧いただいてありがとうございました。