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舟状骨骨折 手術しない方法とは?

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2024.04.20 | カテゴリー: 手首の障害

舟状骨骨折 ギプス

“舟状骨骨折”という

手首に起こる骨折は些細な折れ方だったとしても

手術を必要とされることがある危険な骨折です。

 

そんな舟状骨骨折について

手術をせずともしっかりと治すためには

何が重要であるのか?

その際のメリットとデメリットについて

今回は解説していきます。

舟状骨とは?

まず舟状骨はどこの骨かというと

手首にある小石のような骨の一つです

下の写真で黄色く囲われた骨が舟状骨で、

親指側に位置していることが特徴です。

舟状骨

 

手首や親指の動きに関わる部分であり、

当然のことですが重要な骨です。

 

普段はこの骨を意識することはないでしょうが

手首にある小石上の骨の中では

最も骨折の発生率が高い骨であり、

手を衝いてケガをした際などに

この部分に痛みなどの症状がある場合には

危険な骨折である舟状骨骨折のことを

念頭に置かなければいけません。 

舟状骨骨折は見落とされやすい?

舟状骨骨折は小石のような小さな骨であるため

また折れ曲がってしまうような

激しい骨折を起こすことは少ないためか

古くから見落とされやすい骨折として有名なようです。

 

しかし、たくさん骨折を診てきた人間からすれば

ここを見落とすということはまずあり得ません。

 

先ほどお伝えした舟状骨が存在する手首付近のケガで

・通り一辺倒に「様子を診ましょう」と

ギプスなどの強固な固定をされなかったり

・レントゲンの撮影枚数が少なかったり

(舟状骨に特化した撮影法を追加しないと

舟状骨の骨折は見落とされやすいとされています)

・CTMRIといった精密画像検査が勧められない

などとといった医療機関の対応であれば

セカンドオピニオンを考えた方が良いかもしれません。

舟状骨骨折は手術になりやすい?

舟状骨骨折は手術となることが多い骨折です。

 

その理由として主に4点

①先ほど説明した通り舟状骨骨折を見落とされたなどの理由によって

治療の開始が遅れてしまう事にで骨がくっつかなくなるリスクが

高まってしまい手術対応しか選択肢がなくなる

 

②舟状骨は小石のような骨であり、専門的な話にはなりますが

微細な折れ方でも骨がくっつかなくなる状態(偽関節状態)

というリスクが高い場所であるから

 

③“偽関節”になると手をついて体重をかけた際の痛みが残る・

さらに手首の関節が急速に変形を起こし曲げ伸ばしなどの

動きが非常に狭くなるなどの後遺症につながりやすいから

 

④手術をしない治療法ではギプスでの固定期間が長くなりやすく

また肘~親指までなど広範囲の固定をされることが一般的で、

骨がくっついたとしても元通りの状態に戻るまで時間がかかる

以上のポイントが上げられます。

 

このことから舟状骨骨折が

「なんか治りづらい骨折なんだなー」

と理解していただければ十分だと思います。

かしわだ接骨院の舟状骨骨折対応

では当院ではどのような対応をしているかというと

まず折れた骨をできるだけ近づけるような処置を行います。

加えてそのポジションをキープしたままギプスを巻きます。

口で言うのは簡単なのですがこれをしっかりと行える医療施設は

整形外科・病院を含めても非常に少ないのが現状のようです。

 

この対応がしっかりとできることで

骨がくっつきやすい状況を作り出すことができます。

すなわちギプス固定をする期間を短縮することができ、

ギプスを巻く範囲も比較的短くすることが可能です。

 

このことが上記に解説した4つの問題点の

大半を解決することに最重要な項目と言えます。

手術が必要なケースは?

実は骨がくっつき辛いとされている舟状骨骨折ですが

長期のギプス固定をするならば骨癒合率は決して

低いわけではないことが報告されています。

 

当院で行っている手術をしない対応方法を行ったとしても

ギプスをしている期間は一か月~一か月半はかかります。

これと比べて手術をした方が固定期間は間違いなく短くなります。

利き腕か非利き腕か、仕事や学業の状況によっても

治療方法への判断材料は変わるかもしれません。

ちなみに痛みがなくなりしっかりと動くようになるまでの期間は

手術でも手術しない方法でも大きな差はありません。

 

どうしても手術が必要になるケースというのは

・舟状骨骨折では珍しいのですが骨折転位(ズレ)が大きいケース

・舟状骨骨折が発見するまでに数週間~一か月と時間がかかったケース

などごく一部のケースに限定されると考えられます。

舟状骨骨折のまとめ

舟状骨骨折を疑い見落とさないということは

医療機関としては当然のことで、

その上で患者さんお一人お一人の

ニーズに寄り添うことができるように

手術をしない対応を万全で提供できるよう

開院以来体制を整えております。

 

舟状骨骨折をして「手術は避けたい!」という場合には

まずは一度ご相談いただければと思います。

最後までご覧いただいてありがとうございました。