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シーバー病 早期改善へのポイント

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2022.05.23 | カテゴリー: 足部・足趾の障害

シーバー病 セーバー病 踵骨骨端症

スポーツを精力的に行っているお子さんがいるご家庭では

シーバー病という名称を聞いたことがあるかもしれません。

ちなみにシーバー病という名称だけでなく

セーバー病踵骨骨端症といった名称でも

表現されることもありますが、全て同一の障害です。

 

シーバー病は10~12才頃のお子さんに発生する

かかと部分に痛みが生じる障害です。

ほとんどはスポーツを熱心に行っているお子さんに起こります。

 

シーバー病の痛みが出た後もスポーツを休まずに続けていると、

「1カ月以上も痛みがとれない

「日常生活でも痛むようになってきた

などといった慢性的かつ重症化していってしまうケースも少なくありません。

今回はそういった悪い経過を辿らないように

『シーバー病 早期改善のポイント』

をテーマに解説していきます。

なぜ子供の頃にしか起こらないのか?

子供の身体は大人の身体をただ単に小さくしただけではなく、

大人の身体では完全な骨である一部分が、

子供の頃には骨の成長が行われるため一部軟骨として存在し、

縦・横方向に成長する能力を備えているのです。

 

特に身体の長さに携わる重要な箇所を成長軟骨板といいます。

この部分は完全な骨ではないので、

大人と同じような負担がかかることによって壊れやすいのです。

 

そして成長に伴い10代後半~20代前半くらいで

完全に軟骨部分が骨に置き換われば、

成長軟骨板の症状は絶対に起こりません。

これが子供の頃にしか発生しない理由です。

 

踵の骨の成長軟骨板での障害がシーバー病です。

シーバー病の好発年齢である10~12才頃は

足の骨全体が大人に近づく時期・成長軟骨板が踵の骨で形成される時期に当たり、

この時期にスポーツでの負担などが強すぎる場合に

成長軟骨板の障害=シーバー病が起こってくると考えられます。

 

ちなみにシーバー病が起こる踵の骨の成長軟骨板部分は

ふくらはぎの大きな筋肉やアキレス腱がくっつく場所であり、

スポーツでの負担がかかりやすい箇所と言えます。

シーバー病の経過と対応方法について

シーバー病は必ず成長とともに落ち着きます。

無理をして症状を長引かせてしまったからといって

大人になっても何かしらの後遺症が残るといった心配はまずありません。

 

しかし、スポーツの楽しさを覚えるこの時期に

かかとの痛みのために運動が思いっきりできないという時間を

できるだけ早く解消させてあげることは非常に重要と考えております。

 

シーバー病になってしまう要素として年齢は最大の要因ですが、

・その子にとってスポーツの過剰負担

・扁平足の程度(土踏まずの落ち込み・踵が外に倒れているか)

・足の裏・ふくらはぎ・アキレス腱の張りや固さ

・足の趾やふくらはぎの筋力

・身体や脚の使い方のクセ

などが関与しているケースが多く、

一つ一つの要因に対してきちんと対処することが

シーバー病の早期改善を図る上で大切です。

 

加えてかしわだ接骨院では

シーバー病の問題となる踵の骨に加わる衝撃を軽減させるために

テーピングや完全オーダーメイドでのインソール作成も行っており、

インソールを装着する靴についての指導も合わせて行っております。

シーバー病 インソール

 

このようなテーピングやインソールの装着で

すぐに症状が落ち着いてくれることも多いのですが、

ぶり返しや再発予防を目的に自宅でもできるような

リハビリ方法の指導まで必ずお伝えしております。

シーバー病のまとめ

シーバー病は原則的に後遺症のリスクは少ない

年齢を重ねることで落ち着いていく予後良好な障害です。

 

他のスポーツによる障害と同様にスポーツを休止すれば

まず間違いなく症状は収まります。

 

重症度によってはスポーツを休まなければいけない期間が

必要となることももちろんありますが、

上記のような正しく適切な対応によって

症状を押さえながらスポーツを続けること・

症状を早期に改善させることも十分可能と考えております。

 

シーバー病や・お子さんの足の痛みでお悩みでしたら

些細なことでもお気軽にご相談ください。