【注意】 肩の打撲・打ち付けて起こるケガ
誰しも転んでしまうことはあると思います。
その時に余裕があればまずは足が出ます。
さらに勢いが強い場合には手が出ます。
「肩を衝く」ということはとっさに手足が出ないほど
激しい勢いで転倒しているケースが大半で
大きなケガの可能性が高いエピソードです。
今回はそんな肩の打撲・打ちつけた際に発生する
注意すべきケガの特徴について解説していきます。
鎖骨骨折、上腕骨骨折
鎖骨や上腕骨の骨折は肩を打ち付けたケガの際に
真っ先に疑わなければなりません。
起こりやすいことも理由の一つですが
重症度が高く後遺症のリスクもあるからです。
症状の特徴としては
腫れやその後の皮膚表面に出てくる内出血が激しいこと
(腕や胸が真っ青になることもあります)
痛みの場所が比較的ピンポイントなこと
などが挙げられます。
もちろん痛みも強く腕を挙げることは困難です。
どちらも手術対応が行われることもありますので
このような症状が出た場合には早急な
医療機関への受診をお勧めいたします。
肩関節脱臼・亜脱臼
打ち付け方によっては肩の関節が外れてしまう
(脱臼してしまう)ことも十分あり得ます。
しかし肩を打ち付けた場合に発生しやすいのは
完全に外れてしまう(脱臼)よりも
外れかかって周りの組織を損傷してしまう
亜脱臼の方が多く発生します。
完全に脱臼してしまえば肩をまともに動かせず
肩の変形も発生することから一目瞭然ですが、
亜脱臼の場合には症状がそれほど強くないこともあり、
またレントゲン検査だけでの判断が困難なこともからみ、
亜脱臼の可能性を見逃さないことが最重要です。
年齢やスポーツ習慣によっては
手術を検討されることもありますので、
脱臼でも亜脱臼でも適切な判断と対応が
当然ながら求められます。
腱板(インナーマッスル)損傷
肩は非常に動く範囲の大きな関節であり
様々な動きを可能にするためにたくさんの筋肉が存在します。
その中でも関節に近く・身体の深部に存在する
腱板(インナーマッスル)という
組織を損傷してしまうことがあります。
上記でも解説した通り肩の動きに重要な組織なので
広範囲に断裂するような重度の損傷では
肩を自力で挙げることが困難になります。
(やや専門的な内容になりますが炎症は比較的少ないので
反対の手や別の方が介助すれば挙げられることが特徴です)
こちらも年齢やスポーツ習慣で対応は変わりますが
肩を挙げることができない程の状態であれば
手術の可能性も高く特に初期対応が重要です。
まとめ
肩を打ち付けた際に起こるケガとしては
上記に挙げたようなケガが主に発生します。
解説した通り重症度によっては
どのケガでも手術を検討されることもあり
それぞれの疾患に注意が必要です。
・腕をまともに上げらない・動かせない
・内出血が激しく腕や胸にも広がっている
・じっとしていても寝るときも痛い
こんな症状がある場合には
上記の障害である可能性が非常に高いです。
かしわだ接骨院では
詳細なカウンセリングや
最新式のエコー検査機器に加えて
提携する医療機関での画像検査もプラスし
確実な判断と適切な対応を行っております。
肩の打撲・打ち付けてケガをしてしまった際には
初期対応でもセカンドオピニオンでもリハビリでも
全ての状況に対応しております。
お困りの際にはお気軽にご連絡ください。
最後までご覧いただいてありがとうございました。