首・肩・腕の痺れ、痛み、だるさ… 胸郭出口症候群って?

首や腕の痺れや痛み・重だるさといった症状は
様々な障害によって引き起こされることがある
わりと一般的な症状ではあるのですが、
その中でも代表的な障害の一つとして
“胸郭出口症候群”という障害があげられます。
今回はそんな胸郭出口症候群について
特徴と対処法を中心に解説をしていきます。
胸郭?出口?ってなんのこと?
“胸郭”とは…
胸から背中にかけて肋骨というあばら骨が12本、左右それぞれに存在します。
さらに胸の中心には胸骨という骨が、背中側には背骨が存在し、
全体で鳥かごのような形状から“胸郭”と呼称されています。
”胸郭出口”とは…
先ほど解説した胸郭の直上には鎖骨が存在しています。
この胸郭(肋骨)と鎖骨の間の隙間には
首から腕にかけて走る神経・血管が走行しています。
通り道が狭くトラブルが起きやすいこの部分について
“胸郭[の]出口[部分]”と呼称されています。
胸郭出口症候群の症状は
前項で説明した通り胸郭出口と言われる部分には
神経や血管が狭い空間を通り抜けています。
この部分に圧力や引っ張られるような力が加わり続けることによって
主に神経への負担が耐久性を超えてしまうと
首から方・さらには腕にかけて(範囲についてはすごく個人差があります)
痛みや痺れや重だるさといった複雑な症状が出現してくるようです。
胸郭出口症候群の大半が神経にまつわる症状とされていますが、
血管系の症状が疑われるケース
筋肉の麻痺まで発生しているケース
についてはリスクが高く外科的な対応も検討され特に注意が必要です。
胸郭出口症候群はこんな人に起こりやすい①
まず典型的なパターンとしてなで肩・痩せ型の
特に女性で起こりやすいことが報告されています。
なで肩姿勢は胸郭出口のスペースがより狭くなるということは明らかになっており、
さらに瘦せ型の女性では筋力の弱さから腕の重さを支え切れず
神経を中心に負担が加わり続けることが発症に繋がると推測されています。
デスクワークなどの同じようなポジションでの作業や
腕を下げた状態での仕事(保育士、介護士、運送業など)が
胸郭出口症候群のリスク要因と考えられています。
胸郭出口症候群はこんな人に起こりやすい②
次に腕を上げる動作の多いスポーツによる持続的な負担でも
胸郭出口症候群が起こりやすいことが昨今報告されています。
日本ではさかんな野球、特にピッチャーの発生が報告されています。
こちらのパターンでは前項①のパターンとは異なり
腕を上げた状態で力を入れる動作の繰り返しが
胸郭出口部分に強い圧力が加わり続けることにより
神経の耐久性を超えることで発症に繋がると推測されています。
スポーツだけでなくトレーニング種目や腕を上げての作業が多い
力作業が要求とされる労働者でも発生することがわかっています。
胸郭出口症候群の対処法
まず大原則として胸郭出口症候群の治療方法は
手術をしない方法がファーストチョイスとなります。
具体的な手術をしない対応方法としては
・負担のかかっている神経に負担をかけないような姿勢の改善
・神経への循環を改善させるために体操
といったリハビリが中心的な治療法となります。
胸郭出口症候群に対してこのような適切な対応が行われれば
大半の胸郭出口症候群が良好な経過を辿ることもわかっています。
胸郭出口症候群には生まれながらに発生しやすい骨や筋肉などの
構造的な問題が関係していることもわかっています。
そのようなケースでも改善していく割合の方が高いのですが
どうしても症状が緩和されないケースについては
手術での対応が検討されることになりますので、
かしわだ接骨院では以上のポイントにも当然注意をしていて
医療機関とも連携しながらリハビリなどの対応を行っております。
胸郭出口症候群と思われるような
首・肩・腕にかけての痺れ、痛み、だるさ
といった症状でお悩みでしたら些細なことでもお気軽にご相談ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。







